宇多田ヒカルの売れ方〜『同世代に響く』×『世代を越えた何か』

宇多田ヒカルの売れた時期についての考察なんですが、勿論言うまでもなく才能もあるのですが、自身は時流とのマッチングを研究してまして、ちょうど今の時流にも似ているので書きたいと思います。


一言で言うと「同世代に響く×世代を越えた何か」=これが今求められている事だと考えます。


宇多田ヒカルはデビュー当時はまだ10代で、その音楽は当時の若者に刺さるどころか、10代とは思えない歌唱力、音楽的才能、歌詞などは、世代を越えた衝撃を与えました。母が藤圭子、父が音楽プロデューサーというバックボーンもそれを後押ししたように思います。


ちょうど彼女がデビューした98年はCDが最も売れた年であり、翌年99年に1stアルバムが歴代最高セールスを記録しました。(現在も歴代1位)逆に言うと本当のピークを少し過ぎた時に発売されている事が重要でもあります。

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