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「小さな芽を大切に持っていてほしい、それをいつの日か」 - U-29向けオンラインサロン BUKATUインタビュー後半

今回はBUKATUのともさん、慎さん、Kanamiさんの3名にお話を伺いました。


概要:

BUKATU
ウェルビーイング×ビジネスから次世代の第一線を担うビジネスパーソンとのつながりを作るU-29向けオンラインサロン。2020年から活動をしており、ゲストを招いてのオンライントークセッションイベントの企画や、コミュニティメンバーである部員のやりたいことの形作りなどを行っている。


インタビューをお受けいただいた方:
ともさん
現在26歳で、フィットネス系のボディメンテナンスサービス「co-nect」で代表を務め、マンツーマンで体のケアからトレーニングまで行っている。BUKATUの運営メンバーで、ボディケアなどの「身体」のアプローチを担う。

Kanamiさん
レストランの調理師で、BUKATUではコミュニティの「食」にフォーカスしたアプローチをなどを担当。

慎さん
20歳の頃に交通事故に遭い、死にかけたところから生還した男。前職ではスタートアップで新規事業の立ち上げや副業でコミュニティ団体を作って挑戦する人々の場づくりなどを行っていた。BUKATUではコミュニティの企画運営、また参加者である部員の企画支援などの「業」の実現サポートを担当。

インタビュアー・編集:尾本将太(Shakr inc.)

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本文:


BUKATUはウェルビーイングをテーマにしたオンラインサロンで、行われるイベントは「食」「運動」「業」の3つを大きな柱としている。活動としては月に1回パイセントークという場を設けて、「自分は成長過程でこんな事を学んできたよ」と言ったような事を話してもらうイベントを開催している。パイセントークでは毎回登壇するゲストごとにテーマがあり、例えば地方創生プロジェクトなどを大企業でやっている方をお呼びして講演を行っている。またその他にもFacebookグループの中でメンバーに対して学びを発信してく活動も行っているという。

人とのつながりを大事にして、よりよい生活を目指すBUKATU。そんなBUKATUはどのようにして立ち上がったのだろう。


慎さん)
「BUKATUをつくりたいっていう話をともさんにしたのが去年(2020年)の3月なんですね。実はその頃僕はドイツにいて、数日遅れたらロックダウンで帰ってこれなかったんです。

コロナ・政府の影響で突然今までワイワイしていた人たちが急に外に出られなくなって、つながりが希薄になったり運動をしなくなって、不安や心を病んでしまう人が周りに出てきたんですね。

日本に帰ってくると新卒のメンバーが社会人の先輩と会うことのないまま会社が始まっていくみたいなところで相当不安や苦労をしているなと感じました。

そんな状況でコロナがあったから悲しいことが増えたっていうよりは、コロナがあったからこその新しい良いこと(学び・出会い)をつくりたいと思ったんです。

健康って考えたときに、インプットの食とアウトプットの運動と、あとは孤独じゃなくて新しいつながりがあったらもっと幸せになれるんじゃないかなみたいなところで、経営者で健康に関する知識も豊富で、信頼できるともさんに話して、『食』という部分が足りないので友達から紹介してもらったKanamiさんに参加してもらい、BUKATUを立ち上げました。

やってよかったなと思うことは毎回参加者から長文のお礼メッセージが来るんです。参加して長文のメッセージって結構な労力がかかると思うんですけど、毎回それをいただけるとつくってよかったなと思いますね。」




新たな出会い、そしてウェルビーイングを目指すBUKATU。そんなBUKATUの魅力や特徴についてともさんはこう語ってくれた。


ともさん)
「最大の特徴はウェルビーイングっていうところにあるかなと思っています。ウェルビーイングをどう捉えるかっていう話はあるんですけど、僕らとしてはありのままだったりとか、自分自身というものに目を向けるというところで考えています。

とはいえウェルビーイングや自分自身、ありのままと言っても何においてありのままなのか、何において自分自身なのかっていうのは幅が広すぎて難しいかなと思っています。そういう意味では『業』『食』『運動』っていう3つに絞ってやっているというところが特徴だという風に思っています。

魅力はやっぱり参加者である部員の皆さんですね。集まってくれる参加者の皆さんの積極性とかイベントのときのチャットの盛り上がりとかもすごかったりしますし、この1月、2月くらいで取り組んできていることって、割と参加者さん側が発信のイベントとかが多いんですよね。

例えばヨガインストラクターさんがいらっしゃるんですけど、そのインストラクターさんがオンラインでヨガをBUKATU内でやりたいと発信をしてくれて、それを一緒にやったりしています。

また読書イベントをやりたいみたいなことがあってみんなで参加したり、参加者さん側も自発的に何かをやり始めるっていうところが魅力なのかなという風に思っています。」

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参加者も積極的で新たなイベントやプログラムがたくさんのBUKATUだが、これからメンバーはどのようなことをしていきたいのかについてお三方それぞれに伺った。


Kanamiさん)
「食べることって生きることだよねっていう、本当に当たり前の事を感じつつも皆さんと一緒に食べるっていうのは、このコロナのせいでなかなかできないっていう状況はあるんですが、でもやっぱりBUKATUでそういう事をやったときに、食っていうものをきっかけにコミュニティのつながりが生まれるっていうのは自分自身の体験からも大事だなと思います。

なのでリアルの場でっていうのは今はなかなか難しいですけど、今後少人数でもそういう風に一緒に作って食べてというところと、オンラインの掛け合わせみたいなことができたらなと思っています。

そうやって本当になんでもない日にご飯みたいなものを共有できる時間を作っていきたいなと思いますね。

オンラインでしか参加できない方だとしても、食から考える自分の心みたいな部分とか、普段自分が生きている中でどういうものを選んだらいいのかみたいなことを一緒に考えていくみたいなことを私はやってみたいなと思っています。」


ともさん)
「これからやっていきたいことは、挑戦を生み出していきたいなと思っています。BUKATUっていうコミュニティそのものが、コロナがあったことによって生まれたコミュニティだと思っていて、コロナがなかったらBUKATUっていうコミュニティはもしかしたらなかったかもしれないなと思ったりするんですよね。

だからこそ、BUKATUというコミュニティが新たに生まれたように世の中の状況的にすごくネガティブだったりマイナスな状況に動いている中でも挑戦って生み出せると思っていて、そういう挑戦だからこそ誰かが後押ししたくなったり、応援したくなったりすることってあると思うんです。

いまBUKATUに集まってくださっている方々ってそういうバイタリティとか、思いとか強みを持っているんじゃないかなと思うので、彼らの挑戦だったり、これから世の中に届けたい言葉だったり、思いだったりを紡いでいきたいなと思っています。」


慎さん)
「ふたつやりたいことがありまして、1つ目は今入ってくれている人や新しく入ってくる人も含めて人数を1クラスくらいにしたいんですね。なので40名くらいまで集めたいなと思っています。

BUKATUの一番いいところは人がそれぞれ認め合える文化だと思うんですよ。人数が増えていくにつれてその人達がやりたいことを応援することが増える思っています。

コロナ以降、新しいつながりが減ってきていて、インターネットだけだとアルゴリズムによって最適化されていって新しい学びや出会いが限られてきます。それとは違う新しいつながりをBUKATUではつくっていける。そういうところに加えて、既存の部員の支援をしっかりするために、あたたかい仲間は増えたほうが良いので、40人くらいまで増やしていきたいなと思っています。

2つ目はずっと基本的にオンラインでイベントをしているので、食とか体を動かすとか五感をフルに刺激したオフラインイベントとかをやりたいですね。」

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これから活躍が期待されるBUKATU。そのBUKATUにこれからどんな人が入ってきてほしいか訊いてみた。


ともさん)
「僕らのコミュニティはU-29っていうくくりでやっていて、若い人たちの挑戦だったり、もしくは世の中に対する違和感だったり、モヤモヤだったりみたいなものを発信や問題提起できる場所を作っていきたいなっていう思いがあるんですよね。

なので別に年齢的なくくりは正直どっちでも良くて、30代を超えていてもその違和感とかを表に出していきたいみたいな思いがあればもちろん大歓迎です。

大前提はやっぱり自分がやりたいことだったりとか、本当に小さな変化を生み出したいって思っているような、あと一歩を踏み出したいっていう人たちに来てもらいたいなと思っています。」

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これから様々な挑戦を生み出していくであろうBUKATUだが、そこにこれから新たに入ってくる人たちへのメッセージをお三方それぞれに訊いた。


Kanamiさん)
「繋がりもそうですけど、やりたいこととかそういう小さなことを出せる場所でありたいとすごく思っています。

そういう事を汲み取っていただけるようにこちらも発信したいですし、そういう小さな芽を大切に持っていてほしいと思います。それをいつの日かもしBUKATUに入ったら是非見せてほしい、でもそれは”あなたのタイミングでぜんぜん大丈夫だよ”っていう、そういう体制はできているから、門戸は広げつつも、関われる余白はいつでもありますよっていうことをお伝えしたいですね。」


ともさん)
「いまなにかやりたいことがあったりだとか、やりたいことはなくても現状に対しては満足できていないみたいな人たちって少なくないなと思っています。

そういう人たちがなにかやるときにいちばん大事なのって周りの存在だったりするのかなと思っていて、ちょっと背中を押してほしい、ちょっと話を聞いてほしいって思ったらぜひ扉を叩いてほしいなという風に思っています。

そんな小さなきっかけを大事にしてほしいなと思います。」


慎さん)
「1つ目は、僕が死にかけた経験から強く思うのですが、『時間って無限にあるように感じるんですけど意外にそんなこともなくて、もしかしたら明日車に轢かれて、0になるかもしれない。だから、時間は意外に短いよ、限られているよ。』っていうことです。

ひとつひとつ、自分が持っている時間っていうかけがえのないものを本当に大切にしてほしいなって思っていて、その時間の一部をBUKATUで過ごしてもらえると嬉しいですけど(笑)、そうではなくても、もう1回自分の持っているものの貴重さ、時間だったり仲間だったりとか、あるものに感謝して、再認識してくれると嬉しいなと思います。

2つ目はなにかやりたいって思ったときにそれをやっている人に触れるっていうのがすごく大事だということです。

BUKATUで言うとともさんとかKanamiさんって本当に自らやりたいことにチャレンジしていたりとか、他のメンバーもやりたいことをやっているので、身近な人から受ける刺激とか気づきとか、きっかけが行動につながっていくと思います。

僕ドラゴンボールが大好きなんですけど、元気玉を作ってる人がいっぱいいるので、応援するだけでも、一緒の元気玉っていうプロジェクトに関わることができます。

ウェルビーイングって生きていく上では欠かせないことなので、一緒に元気玉をつくったり応援したりできると嬉しいなと思います。」

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編集後記:

今回のインタビューは前後半に分けるほど盛りだくさんの分量だったが、それだけたくさんの思いや言葉が詰まったインタビューだったと思う。コロナ時代を生き抜く、コロナ時代だから出会えた仲間たちとともに気づきあげていくBUKATUの未来の姿は優しさと挑戦に溢れた元気いっぱいのものになることを願ってやまない。


◯リンク

note:https://note.com/bukatsu_note
Peatix:https://bukatu.peatix.com/

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