0→1か、1→10か
絶賛転職活動中なわけですが、中々応募先が見つからなかったり、見つかっても条件が合わなかったりすると、「何のために」「何がしたくて」「なんで?」みたいなことが頭の中をずっとぐるぐるしている状態になる。
今の業界を志望した理由、そして今もやりたいと思ってることは、どこかで共通する部分があって、やっぱり自分はそれが好きなんだなと思う。
それを言語化して自分自身の整理にしたいと思ったので、書いてみることにしました。
原体験
何かが生まれてそれが世に出ていくときに、その手伝いをしたい。生まれるところから携わりたい。世に出て育っていく過程を見守ってニヤニヤしたい。
自分は何が好きなんだっけということを分解していくと、ここに行き着くのかなと思っています。
原体験と呼べるものは色々あります。小さい頃から何か作るのが好きだったし、土日はホームセンター行って端材をもらって帰って家でトンテンカンテンやってた。
自分の手で形ができていくのがすごく好きで、あの過程がたまらない。
大学の時に知り合いの美容師さんが独立して自分のお店を出すことになり、名刺とかDMとかショップツールを一式作らせてもらったことがありました。
お店がオープンしてしばらく経ったころ、何気なくお店の前を通ったときに、帰るお客さんをその美容師さんが見送りにお店の外に出てきたのですが、そのときの二人がとても楽しそうな笑顔をしていました。
きっとそれまでの会話が楽しかったんだろうし、施術に満足した笑顔だったんだと思うけど、それでも微力ながらも自分が携わったお店で、その満足げな笑顔にコンマ数パーセントでも貢献することができていたのかもしれないと思うと、すごく幸せな気持ちになったことを今でもはっきりと覚えています。
そのときのことを思い出すと、「ああやっぱり自分はああいうことが好きなんだ」と再認識するし、そのために頑張ろうと思える。
「好きなこと」と「できること」
自分でショップツールを作ったりデザインを考えたりするのは好きだけど、それを仕事にできるわけではなく、せいぜい下手の横好きレベル(依頼されたらもちろん一生懸命考えるし作ります)。現実問題として今後のキャリアを考えた時に、それで飯を食っていくという選択肢は無いんです。いや、今からでも専門学校通ったりすればそれなりのものはできるのかもしれないけど、なんか違う。
大学で建築を学んでいたとき、仲が良かった周りの友人たちがみんな優秀でした。設計課題の発表でもみんなの作品を見てはいつも人知れず劣等感を抱いてた。でも0から魅力的な1を生み出すことはみんなより劣るけど、出てきた1の精度を上げることはみんなより得意かもしれない、ということに気づきました。
それは今の仕事においても同じで、0から1を生み出さないといけない場面はたくさんあるけど、すでに進んでいる議論に対して的確な視点を持ち込むことはできている。はず。
そうだ、自分が得意なことはこっちなんだ。
それって「ブランディング」?
転職活動が迷宮入りしそうになったとき、「自分が好きだったこと」、「好きだけど優れてはいないこと」、「好きだし得意なこと」を考えました。そして、
この想いにたどり着いたとき、これって「ブランディング」という言葉で表すことができるのでは、と思いました。
ブランディングが好きなんじゃん、やりたいんじゃん自分、と。
まあ元々ほぼわかりきってたことを言語化しただけなので、あまり大きな気づきはなくて「いや、そうなんだけど」という感じではあったものの、きちんと自分の想いの拠り所を据えることができたのはよかった。
でも・・・
中々無いんですよね。求人。クリエイティブな仕事をしていたわけではないし、マーケティングが少しわかるぐらいでブランディング業務はほぼ未経験。ましてや勤務地とか条件とかフィルターかけ始めたら皆無に近い。
皆無に近いからといって諦めるわけではありません。いつかその仕事をしたいし、次の仕事じゃなくても、その次の仕事で近づくためには次のステップをどうするべきか、を考えながら、転職活動は続けます。
オチの無い拙文ですが最後までお読みいただきありがとうございました。
また徒然なるままに書いていきます。