夫の言葉にグサリと傷付いたあなたへ
私も5年くらい前に傷付いたことがあります。
図書館でこの本を見つけて、読んで、驚いて、腑に落ちて、話し合って、離婚することになった。
当時の私は、当時の夫だけが悪者だと思って、この本を正義のように突きつけていた。でも、今は違う思いがある。
私も悪かった。結婚も、人間関係であることに気が付いていなかった。
結婚したら、なんでも許されると思いすぎてた。
人生も、結婚も、相手の事も、自分がすべてコントロールできるんだと思ってた。
子どもができたら、変わるんだと思っていたけど、そんなことはなかった。
夫の事も、子どもの事も、「自分のものだから」コントロールできるんだと思っていた。
■相手に対してリスペクトが足りなかった。
自分が優位であることを感じたいために、弱いものを守っている気でいた。
人間関係に、優劣を持ち込んだら壊れてしまう。
夫婦関係だって同じこと。
親子関係だって同じこと。
良かれと思って、元夫を鼓舞してるつもりでいたけど、追い込んでしまっていただけなのかもしれない。
良かれと思って、子どもをしつけていたつもりでいたけど、思い通りになって欲しかっただけなのかもしれない。
■相手をリスペクトできない関係はひずみが出る
だから、何を言っても真意がうまく伝わらないし
かけた言葉で傷つけるし傷つけられる悪循環の中にいた。
いろいろな嫌なことが積み重なっていたけど、夫婦ってそうゆうもんだろう、結婚ってこういうもんだろうって思って深く考えていなかったのかもしれない。
いや、今さら気が付いても、後戻りできないし、と思って直視してこなかった。
少しづつ、少しづつ溜まっていた小さな疑問、不満が、この本を読んだ瞬間に決壊して流れ出た。
自分は傷ついていたんだ、ということが分かった。
(今は、私も傷つけていたんだ、ということがわかった。)
■結婚するならリスペクトし合える人としよう。
私が守ってあげる、彼に守ってもらう、そういう依存性のある関係はいつか傷つけ合ってしまう可能性が高いかもしれない。
結婚するなら、その人そのものを愛しいと思える人と。