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どうやってペアリングを考えるの?(2)

オシャレ系女子のインスタの定番「空」と「海」に「ワイン」を掛け合わせてみました。なんて素敵なペアリングなのかしら。
ここに「カプチーノ」まで合わせると、トゥーマッチかなぁ〜

そんな感じ。ペアリングの考え方って。

自分で自分のことを「天才だからしょうがない」と言うことがあります。
事実、そうなんです(略)

マルコム・グラッドウェル「天才!成功する人々の法則」という本の中で、「天才」というのは、先天的な生まれ持った才能ではないということを調べまくってる本があります。

それをいうと、ソムリエなんてルール上20歳からしかやれない(小学生からビール飲んでたって自慢する人は、サプリ好きのボクからすると、あまり良くないことだと思う。)

ワイン飲むことには、小学生の時から足が速いとか、そういう事がないので、この本の中に出てくる「1万時間」というのを、踏めるかどうかだと思っています。

ワインだけでなく、すべての食体験も勉強とすれば、わりと踏める気がします。

そこに、ローソンのコーンマヨパンより、セブンのコーンマヨパンの方が美味しいけど、ファミマのコーンマヨすしは新しい。とか考えるのも勉強時間に入れるか、入れないかは自由です。

「Don't think! Feel.」系のペアリングをしてるように見せてますが、テスト前に「おれ、今回全然勉強してない。」って今思えば、何をアピールしていたのかわからないけど、それでも裏で勉強してて高得点狙ってる。ってのとなんら変わらない35歳になりました。

実際は「料理に」というよりお客様に合わせているという部分もあります。

例えば、料理が一緒で150人のイベントのワインを選ぶ時と6人のワインを選ぶのは違うと思う。

シャンパーニュはキリッと冷えて美味しいもの?
それとも、ちょっと温度上げた方が美味しいもの?
「150人」の中の平均値を考え、そして同じ温度を提供するオペレーションの難易度も考える。

とか、そんな感じです。

ボクは泡も白も日本酒もわりと冷やして出す派です。
キンキンの5℃でグラスで提供しても10分たてば10℃になる。サービスし終わって、ボトルを常温に出しておけば一気飲みされても、7~8℃くらいで提供できたりする。

自分が飲む時は液体の温度に「遊び」が欲しいので、最初から適温で出されると、料理食べてる間に温度上がってしまいちょっと気になる。

と。。。
温度だ、香りだ、グラスだ、空気接触だと考えながら料理に合わせて、なんだかんだとやっているソムリエは凄い。

だけど、会う人会う人、同業・業者の皆さんが「ソムリエ・サービスがいない」って言っている。
自分も、現場の最先端は離れましたけど。

いまは、ソムリエさんを増やすために一緒に勉強をしている現場があります。
古き良き職人のボクは「背中で語る」事が多いのですが、テキストを作って一緒に勉強をしています(テキスト作りながら復習中)

器の勉強をしていると、10時間本を読むより、1時間素晴らしい人の話を聞いた方がレベルが上がることもあります。
とはいえ、話を聞く脳ができていなくて100%理解できないこともあります。

努力の質は選択するべきです。
前の投稿もそうですが、私は誰に向かって発信しているのでしょうか。

それが備忘録。
次はティーペアリングのことでも書いてみます。

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