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ワイン勉強してみよっかなって人が覗く所(シャルドネと発酵)

さて2回目。ワインスクールだと、種とかブドウの育成とか進むみたいだけど
メシ屋で使わないよねって事で

では、「シャルドネ」やってみましょ
ちなみに、トップの写真は「Corton Charlemagne」って畑がある所
だけど、カタカナしか使わない事にしたから、コルトンシャルルマーニュっす

さて、白ワインを頼む時、どーしてます?

気づいたら「シャルドネ」を頼んでしまいますよね。
そう。ちょっと捻りたい気分、いつもと違うの飲もうかな?
でもわかんないし、、、

で、「シャルドネ」そんな経験、ボクですらある

スッキリとした酸味で「牡蠣」と合わせるシャブリもシャルドネ
いつでも飲みたいシャンパーニュのベースのブドウもシャルドネ
パンチ効いてる「重めの白」と黄色い色したアメリカのシャルドネ

シャルドネって凄いんす。
泡、軽め、重めとバリエーション豊富

だから「シャルドネってどんなブドウですか?」って聞かれると難しい。
で、ボクは「何も描いてない真っ白のキャンパス」と答えてます

まず植物としてシャルドネって、暑い産地、寒い産地どちらでも育つ。

これの何が凄い事かって
「ワインってブドウが植物として糖度上がれば、アルコール度数も上がる。」

...そう、ここでピンとこなくなるんすよね!

これは「発酵」が「酵母が糖を食べてアルコールやガス、香りをつくる」ってのを覚えましょう
そういうもんなんです。酵母も、アルコールも、ガスも香りも見えないし。

で、発酵とは
「糖分(C6H12O6) → アルコール(2C2H5OH) + 二酸化炭素(2CO2)」
↑こんな公式覚えなくていい

イメージしやすくしまーす!

日本だと青森のりんごの糖度が12~13、宮崎マンゴー平均糖度が15g
が、シャルドネは糖度25とかまで上がっちゃう。
だから酒になった時にアルコール度数も高い。

まだピンとこないっすよね?おっけー!

こっからはイメージしてください!
とりあえず南で育つフルーツの方が、なんか甘そうでしょ?

フルーツの甘さって、日光の量と気温に影響される
南に行くほど日照時間が長く、気温も高いから、植物がより多くの光合成を行い、糖分を蓄える時間が増える
で、高温ではフルーツの成熟が早く進むから果肉が柔らかくなる→糖度上がる

あと、昼夜の温度差がある地域では、夜間に呼吸作用が抑えられて、果実の中に蓄えられる糖分が失われにくく、甘さが際立ちます(これピンとこない時、そういうもんって覚える。)

ワンポイントで、太陽に当たってる時間が長いと、植物的に実を守ろうとして皮を厚くするから
いくら皮を外してつくる白ワインとはいえ、ちょっと渋みに近い引っ掛かりを口の中で感じたら、もうプロ。

そうか!このnoteは
「あなた、これが感じられたらプロ!」って事を書いていくことにしよう

で、「糖度」と「発酵」について覚えちゃいましたね。やりましたね皆さん。
ちなみに、これはビール、日本酒など「全てのアルコール」の基本に通じる部分になるので
まじで、今ちょっと掴んだなと思ったその感覚が、成長痛です

はーい、もどってシャルドネの話。
「白いキャンパス」と言ったシャルドネ。
温暖化の影響で、寒いところではイギリスでも育つようになり
暑いところではチリやアルゼンチン、この夏に20日ほど住んでて毎日40℃こえてたカリフォルニアでも育つ。

ね。もうお分かりの糖度が違えば度数も違う。
度数が高いのを「ボリュームがある」とか言ったり「リッチで力強い」なんて言ったり
度数が低いのを「シャープでタイトな」とか「フレッシュでミネラリーな」なんて言ったり

太陽の恩恵が甘さと度数の要因って事がわかっただけで、今日は7重丸です
今日もまた、その辺のソムリエを倒せる
シャルドネの「樽が効いてる」とか「ピュリニーっぽい」とか、そんなのは次にしましょ

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大橋 直誉 / TIRPSE(てぃるぷす)の備忘録
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