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ワイン勉強してみよっかなって人が覗く所(シャンパーニュ)

さて質問です。
なんで、シャンパーニュには泡があるんでしょう?
「ドンペリニョン」ってなんでしょう?

ガスを添加してないのに、こないだまで白ワインだった子が
シャンパーニュ兄さんに育つ過程を、説明できる人は少ないかと

じゃ、今回もいきますか。
イメージできないって思っても、そういうもんだと思いましょ
AIに「巨人 シャンパーニュ造り イラスト」
って作らせたら

やっぱピンとこないし、書きます。だから我慢して読んでね。

わたしシャンパーニュ作ってるところ
何軒も訪問してますが、ボクもピンとはきてないんす
そういうもん!

だって、シャンパーニュ作ったことないし。
皆さんと一緒!

1. 収穫
ぶどうを収穫

2. 圧搾
ぶどうを軽く圧搾(渋みいらないから)してジュースを搾る
赤ぶどうも果皮を取り除くから、果汁は透明(白ワイン作る時のやつ)

3. 一次発酵
果汁を発酵させて、まだ普通の白ワイン造り
けど、畑ごと、ブドウごとってそれぞれにワインを仕込む
(ん?って気持ち、押し殺して読んでね)

4. ブレンド
何十種類と用意した、それぞれに仕込んだ複数のぶどう品種、ヴィンテージ(収穫年)、畑のワインをブレンドして
スタイル・個性の差を出す
モエはモエの、ヴーヴはヴーヴと、ブランドの特徴を仕上げる

5. 瓶詰め & リキュール・ド・ティラージュ (特徴1が始まるよー!)
ブレンドして味がきまったワイン
に「酵母」と「糖分」を加えて瓶詰め
↑1回発酵は終わって白ワインだった子を、もう1回させてシャンパーニュ兄貴にする準備
(なんでやねんって気持ち、わかる。でも、そういうもんやねん)
この糖分が発酵し、瓶の中で炭酸ガスを作る。から、フタが吹っ飛ばないように密閉

6. 瓶内二次発酵
そして、この炭酸ガスがワインに溶け込む。溶け込む。溶け込む。。。
ガスは溶け込み、あの無限のシュワシュワが。。。

7. 熟成 (熟成に法律的な決め事あるけど、そこは無視)
ゆっくり寝るが良い。。。

8. 動瓶 (イメージできないの知ってるから下に短めYouTubeはります!)
瓶を少しずつ回転させて傾け、酵母の残骸(澱)を瓶口に集める

澱(おり)って言います。
ワイン最後まで注ぎ切ると出てくる、あのイガイガなやつ。

9. デゴルジュマン (イメージできないの知ってるから下に短めYouTubeはります!)
瓶口を凍らせ、瓶口に集まった澱を出してクリアな状態に仕上げる

10. ドザージュ
最後にリキュール・デクスペディション(ワインと糖分を混ぜた液体)を加える
(どゆこと?そゆことー)

これで甘さの調整して、超辛口から甘口、貴族からのさまざまなパーティ用シャンパーニュ対応や
地域の伝統、、、
歴史的に、昔もっと寒かったので酸味の強いワインになりすぎて、糖をいれる習慣があったのと...

あの!
人生をシャンパーニュ造りに捧げた伝説の修道士!

「ドン・ペリニヨン」

彼が生きている間に、偶然にも発泡するワインが誕生しました
そう、この瞬間こそ今日のシャンパーニュの始まりとも言われています

さらに、シャンパーニュの中で最も重要な技術の一つである「ブレンド」
異なるぶどう品種や収穫地のワインを組み合わせ、それぞれのバランスを追求するのです

さらにさらに、彼が思いついたコルクの利用は、ワインの品質を保つ革命に

そしてさらに、同時代に誕生したガス圧に耐えられる丈夫なガラス瓶が、瓶内での二次発酵を可能にし
泡のあるシャンパーニュを実現する土台となりました。

このように、彼の知識と努力、そして時代の偶然が重なり、シャンパーニュ造りの基盤が築かれたのです。
さぁ、みんなで、もう1度その名を呼びましょう

せーの
「ドーンペリニョーン!」

あ、忘れてました。最後にもう一仕事。

11. コルク詰め & ラベル貼り
コルクを閉じ、金属のミュズレで固定。
ラベルを貼り、完成!

まとめると:
収穫 → 圧搾 → 発酵 → ブレンド → 瓶詰め → 瓶内二次発酵 → 熟成 → 動瓶 → 澱抜き → ドザージュ → 完成!

今日はこんな感じで!

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大橋 直誉 / TIRPSE(てぃるぷす)の備忘録
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