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飲食業界に人が集まる好循環エコシステムを創りたい。
今は悪循環?
人件費が上がる、食材費も上がる、光熱費も上がる。でも飲食店の料金は上げにくい💦
客観的に聞いてる分には、「すべてのコストが高騰しているなら、それに合わせて売価も上げれば良いのでは?」と思うかもしてませんが、当事者である飲食店の方々は「そんな簡単には上げにくいよ💦」という心理が多分に働いているかもしれません。
なぜそんな心理に陥る傾向になるかは長くなるので次の機会に☺
集客はそこそこあるのに売価が低いため、売上が伸びない。だから頑張っている従業員に還元する余力もない😢これが飲食店で働いていたときに自分が経験したことでした。
じゃあどうするの?
当時、飲食店を多店舗展開する会社の一店舗の店長レベルではできることが限られていました。
目の前には頑張ってくれるアルバイトスタッフさんがいるのに、時給を上げてあげたくても20~30円程度しか上げられない。しかもたったそれだけ上げるだけでも本部からは細かい指摘が入る💦
「じゃあどうすれば、、、?」そのときに考えついたのが、欧米のチップ文化でした。
もともと海外留学の経験があったためチップに対する理解がありました。「これなら料理代金としてではなく、別のサービスに対する対価としてお金がもらえる!」
「日本では代金にサービス料も含まれてるの!」という昔からの考え方は一旦後ろに置いときますね☺
そのお金(チップ)を直接アルバイトスタッフがもらえる仕組みをつくれたらきっと喜んでもらえるし、「もっとお客さんのために良いサービスを提供しよう✨」なんて単純ですが、プラスの方に働いてくれるかもと思いました。
真似はするけど完コピではない!
■欧米のチップ(お店によるためざっくりな傾向)
・チップは当たり前に払わないといけないけど、一つの空きビンに集められてスタッフ全員に均等割りされてしまう。
・スタッフに均等割りならまだ良し。ひどいところはお店側も取り分をもっていく。
・さらにひどいところは、「チップで稼げるなら時給は低くても良いね!」なんて考え方をするお店も。
■創りたい新しいチップ文化
⑴頑張っている人がチップをもらえるシステム
⇒スタッフ専用の空きビンがあり、お客さん自身で誰にチップを渡すか選べる。
⑵、⑴のチップは中抜きなしで直接アルバイトスタッフのもとへ
⑶、⑵があるからといって時給は下げない!
飲食に人が集まる環境を創りたい!
「人手不足の日本で、はたして飲食店は選ばれるのだろうか?」
「一部の上の人だけが得をする環境で良いのか?」
『お客さんと一番近い距離で働いてくれているアルバイトスタッフさんをもっと大事にしないといけないのでは?』
これらの疑問がいつまでも頭から離れません。一昔前のように求人誌に載せれば若い人がどんどん集まる環境ではないはずなのに。もっと危機感を持って取り組むべきことがあるのではと。
その問いに対する自分なりの答え・アイデアが欧米のチップ文化であり、さらにそれをアップデートした今回のチップシステムでした。