僕が一瞬でうつ病を治した方法
今日は、うつ病を一瞬で治す方法を紹介します。
...いや、嘘じゃありません。マジな話です。実際、僕はこれで鬱を治しました。まず、僕のうつ病体験記からいきましょう。
僕は高校三年、大学受験を控えた夏休みに鬱になりました。何とか高校は卒業できたものの、病気は2年経っても治りませんでした。
小学生の頃からずっと、ある程度勉強ができ、大学に行くのが当然のような雰囲気の家庭で育った僕にとって、最終学歴が”高卒”に終わるというのは全くの予想外でした。
それに加えて、うつ病...?
”大学生”という肩書を失うのだけでも辛いのに、加えて元気と集中力を常時失った人間が送る人生など、とても想像できませんでした。
精神科の先生のアドバイスもあり、取り敢えずリハビリを兼ねてバイトをするが、これがもう、しんどかった。三時間半ずっと立ち仕事だし、ほぼ毎日あるし、うつ病を患っている人間にとっては苦行でしかなかった。
うつ病を治すには、とにかく”うだうだ悩まない”ことが大事で、目の前の作業に集中できるアルバイトは確かに一定の効果はあったんだけど、それでも気分が落ち込み過ぎて何もできないときが何回もありました。このままここに居続けても病気が治るとも思えず、アルバイトを辞めることに。
ということで、療養中にハマっていた本を読むことに時間を割いたわけですが、鬱が治ってはいないので、まぁこれが進まない。それどころか、人との交流がまったく無くなったせいか、病気はさらに悪化。
仕方なくアルバイトを探すんですが、コロナのせいか、近所に求人がビックリするぐらい見つからない。というわけで、前の職場に退職後二か月で戻ろうとしたのですが...
そこの店長さんと話したところ、「ついこの前辞めた人間は信用できない」と門前払いを食らいます。
まぁこんなわけで生きる気力を無くしたわけなんですが、かといってすぐに自殺に踏み切れるメンタルでも環境でもなかったので、取り敢えず遺書を書くことに。
何がそんなに辛いのか、苦しいのか、以前から抱えていた思いを紙にまとめていったんです。すると...
心にずっと溜まっていた黒い感情がすっかり無くなり、今まで感じたことのないぐらい晴れやかな気持ちになりました。
...(-ω-;)ウーン、どうしてもインチキ宗教感が拭えない...
でも、本当にそうなんです。それ以来、僕は一度もあのけだるさ、絶望感を感じていません。今まで自分が鬱だったことが嘘だったかのような感覚すらあります。
僕の二年二か月に及ぶ鬱は、”遺書を書く”という行為であっさりと一掃されたのです。
(夜なかなか寝られないという症状はしばらく残りましたが)
さて、遺書を書くという行為の何が、僕をそこまでの改善に導いたのでしょう?これは僕の直観ですが、
一番言いたいことを、誰かに向けて書いたから
だと思うんです。そう。これだけ。
拍子抜けした人もいるかもしれませんが、これメチャクチャ大事なことだと思うんです。
ここでの”一番いいたいこと”というのは、”自分はなぜ死にたいのか”の説明、そしてなにより”死にたい”という気持ちですね。
軽い気持ちとか、笑いとか一切抜きにして、大真面目に自分の苦しみを言葉にできる機会って、ないですよね。どうしてもそういった話題を人にするのって憚られますよね。すごく言いたいことがあるのに、言えない。言いたいという欲求が高まっているのに言えない。そのジレンマの終着点が、精神疾患だと思うのです。
さて、もう一つ言っておきたいことが。ここでいう”誰か”とは、自分に対してです。
いや、自分相手に書いたって意味ないでしょwwと思う人もいるかもしれませんが、残念ながら大間違いです。
なぜなら、その遺書を読み返す”僕”を想定して、僕は遺書を書いているからです。
そう。ちゃんと”相手”がいるんですね。(こういうのを精神医学の世界では”他我”というそうです)
だから、自分に向けて何かを書くというのは、うだうだ一人で自問自答しているのとはまったくの別物なんです。
まあ、遺書を書いたことがうつ病が治った要因の全てと言うわけではないと思うんです。それまでの療養があったからこそだと思います。
ただ、自分の思いをノートに書くとか、自分に対して手紙を書くという行為を、舐めないでください。
アナタの心が少しでも和らぐことを心から願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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