映画『ヴィヨンの妻』を見てつぶやき。魅力とは。
魅力とは何か。
常に憂いじみた表情の小説家。酒を飲まずに人と話せず、ボソボソ自分の生を否定する。背後に見える絶望感。虚無感。でも本当は純なとこもあるかと思わせる文章を書いたりして。掴めないけど、自分の奥底で共振する何かがある。みたいな。魅力的…
…?
そこよりも、何よりも、
「女に幸せなんてない」
って絶望小説家旦那に言われても、
「そう言われるとそんな気がします」
って子供背負いながらさらりと話す妻が
イッチバン美しかった。
自分の不純にヒャッとなるような真っ直ぐさ。
時代とはいえ、近い人にそんな言われ方して、
!!怒!!
とならない余裕。言わずとも彼女には絶対的な幸せがあると思わせる芯の強さ。この人といれば、絶望から一縷の希望を見出せそうな気になるような光、いや希望そのもの。
魅力的だったなぁ。
冷んやりしてて暖かいみたいな魅力でしたね。
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