【詩】人間界
「人間界」
人類は一種類しかいない
太古の昔には
ネアンデルタール人やら
デニソワ人やら
何種類かの人類がいて
ホモ・サピエンスにも
他の人類と交雑した証が
DNAに刻まれている
それでも
ホモ・サピエンスは
ホモ・サピエンスであり
生息する地域において
それぞれ特色はあるものの
他の絶滅してしまった人類と違って
大差は無い
どんな残虐な事でも
人間がしたなら
それは
人間の所業
善人も悪人もない
高額納税者も非課税者もない
敵も味方もない
人間が人間を人間の都合で分けたとしても
人間は一種類しかいない
ただ、アミダ様の慈悲にすがり
仏教に従って行いを積むのみ
死ぬまで
人間である以上
私が私である限り
求道は続く