M5とMini6、どっち買おう問題
私はシステム手帳の中でも持ち運びに便利なサイズが好きで、
売り場で色々ミニ手帳を手にとり、今の2冊にたどり着いた。
初めて手帳を買うときや、大きいものは持ってるけど持ち運び用に欲しいというとき、
このM5とMini6のどちらが良いか?という話題は度々挙がる。
今回は両方を使用した経験から、
どのような用途で使うのが便利か、私なりの考えをお伝えしたい。
(初めての方向け)システム手帳のサイズとは
ここで簡単にシステム手帳の主なサイズ展開を書いておくと、
大きいものから順に以下の通り。
A5サイズ
HA5×WBサイズ
バイブルサイズ(これが真ん中、主流)
Mini6サイズ
M5サイズ
わたしは1、2番目に小さい手帳を持っていることになる。
それぞれのサイズと私の使い方
使われるレザーのサイズが小さいからか、
同じブランドの同じシリーズなら小さいほうが金額が安く、手に取りやすい。
携帯性も抜群なのだが、その分犠牲になるのが書けるスペースだ。
M5のリフィルは大体名刺サイズ、
Mini6ははがきサイズと言われている。
「毎日たっぷり、たくさん書きたい!」という場合はM5、Mini6どちらも向かないが、
この紙面サイズが活きる場面もある。
というわけで、私の個人的な使い方をご紹介していこう。
M5の場合
最小サイズ。
紙面は名刺と同じか、やや大きい。
私の使い方としては、
買い物メモやTodoリスト
編み物の図や刺繍の下絵
旅行の持ち物リスト
旅行でまわりきれず次に行きたい場所
などが主である。
まとめると
「そこまで書くことがない簡易のメモ」と「保管したいちょっとした情報」である。
M5のメリットはそのコンパクトさ。
買い物メモなら10単語くらい書ければ良く、
これ以上大きいと(Mini6でも)スペースが余り、もったいなく感じる。
ページをちゃんと使い切れた!という達成感が生まれやすいのだ。
こうしたメモの場合、私は書いて、用が終われば捨てるようにしている。
あとM5は旅行ととにかく相性が良い。
事前に調べた行きたい場所やお土産、やりたいことを詰め込んだり、
ちょっとしたハプニングや発見を移動中に書きとめたり。
スマホでも出来るが旅先なのでバッテリーに気を配りたいし、
日常から離れるんだから外との繋がりも遠ざけて、少しアナログになってもいいんじゃないかなと。
私は、旅の記録をみっちり書くというより
「これだ!」と思った出来事をさらっと書きたいのでM5が合っていた。
Mini6の場合
最近の持ち歩きメインにしているMini6は、
M5が5穴なのに対し、もう一つリングが増えた6穴。
ページははがきサイズより少し小さめ。
メインなので用途は多い。
スケジュール管理
タスク管理
仕事のちょっとした反省
興味のあることをネットで調べたレポ
noteのネタ
当たり前かもしれないが、M5より書きたいな〜という時はこちらである。
「タスク管理」について。
さっきM5でTodoリストと書いたが、
あちらは「今日やりきること」など短期に、
Mini6は1週間や1ヶ月、もしくは年内といった長めの計画を書くのに向く。
また調べ物や、仕事でミスしてしまった時の反省を書くときもある。
1ページ1テーマと決めて、
情報や問題点→分析→対策・やること
とまとめるとちょうどいい分量におさまる。
逆にこれをM5でやると2-3ページにわたり、見返す時やや面倒になる。
保管についてはM5より大きくなるが、
Mini6はその分消費ペースが遅くなるので、大して変わらない。
それぞれオススメしたい人
私個人が「初めて買うならこのサイズがいいんじゃない?」と思う人をそれぞれ挙げるとこんな感じだ。
〈M5〉
とりあえずシステム手帳を試したい
思考を書き留めるのに使いたい
普段ミニバッグ(またはバッグ持たない)
取りあえず何でも小さくて軽いのがいい
システム手帳がどんなものなのか、まずは使ってみたいけど…という方にオススメなのがM5サイズ。
小さいのでバインダーの価格が比較的安く、日常に溶け込みやすいサイズだ。
手帳習慣をつけたい、という方にもピッタリ。
持ち運びができるということは、ひらめきやアイデアをサッと書きたいときにも向くということ。
出たアイデアを「練る」のなら大きい手帳やノートが良いが、
ぽっと出たフレーズや物事を書き留めて、後で詳しく思い出せるよう少し補足するぐらいならM5で十分だ。
〈Mini6〉
家族や自分の予定をざっくり管理したい
勉強したい、習慣づけたいことがある
ある程度コスパ良く使いたい
メインの手帳を持っていてサブに欲しい
スケジュール管理をメインに使いたいなら、Mini6がオススメだ。
M5は自分だけの予定をたまーに数個書くぐらいなら対応できるが、
1日に2つ以上予定を書きたかったり、自分以外の家族の予定なども少し加えたいなら
少し物足りないサイズなのだ。
あとはスケジュールを使って習慣化や資格勉強の予定を立てたいときも、
同じく余裕を持って書き込めるMini6が良いと思う。
またM5のデメリットとして、
「リフィルの種類が少なく、かつ割高になりやすい」という傾向がある。
よってバインダーはM5のほうが安価でも、
リフィルをガシガシ消費するなら結果的にMini6のコスパが良いこともある。
日頃からよく紙に書く習慣がついていたり、元々メインの手帳を持っていてサブに使いたい場合はMini6のほうが扱いやすいと思う。
まとめ
極端に言うと、
「売り場で見て気に入ったデザインとサイズ買いな!!その方が長く使えるから!!」という元も子もない回答になるのだが。
もし何となくシステム手帳に興味があって…でも使い方とかわからんし…という場合はM5から入るのが良いと思う。
実際、私も初めて買う時は両者でかなり迷った。
M5の可愛らしいサイズに惹かれて第一号に選んだが、今でも気に入って大切に使っている。
その後Mini6を買ったのもM5が使いにくかったわけではなく、
もうワンサイズ上の使い勝手に興味が湧いたからである。
こちらもいいサイズなので、M5と使い分けを模索しながらちゃんと愛用できている。
誰でも100%こっちが合う!と断言するのは難しいので、
参考にしつつ、自分が欲しい!と思える手帳を選んでもらえたらと思う。