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コロナウイルス備忘録

今住んでいるここでは、細々と自分で少ない食事をする位なら何とでもなる生活をしているせいか1ヶ月に数人としか会う事は無い。

厳密に言えば、大きく移動もしないので、当たり前でもある。

そんな私もメディアとしてのテレビを見る事は無いのだが(テレビが無い)時間のある時には、インターネットで情報収集はする。

こんな生活をしている男が何故そんな情報が必要か?確かに疑問に思う方もいるかもしれないが、これもまた現代人だからこそ自分の生活とのギャップを少しでも埋めようとする何気ない行動の一つなのである。

そして、現在の世間の話題はコロナウイルス…。

正直に言うと無縁である。そもそも人と接する事が極端に少ないからだ。私自身の生活は、アマゾンの奥地未開に住む様な部族と大差無いと言えば分かり易いだろう。

ただ社会で起こっている事に興味がないわけでは無い。

当然ではあるが、これでも同じ日本に住む国民としての意識はある。というよりも地球に住む人間としてと言った方が近いか…

以前2003年だと記憶している。私は、当時中国にいた。

そうSARSが思い浮かんだ。当時、私が中国にいる時に流行った病気だ。日本でどの様な報道になっていたか分からないが、当時、そこで会った人は誰もこの病気について話していなかった。と言うのは、現地で少なくとも私が関わった人間からはSARSのサの字も聞こえてこなかったのだ。

今考えると不思議な話だ。現地で流行していたはずなのに…

その後、日本からたくさんの心配してくれた知人から連絡が入っていた。現地との温度差を感じた瞬間だ。

中国からベトナム、そしてカンボジアと歩く内に当時のネット界隈や現地ニュースでも取り上げられてきたのは今も覚えている。

変な話かも知れないが少しづつ広がっていく病気を横目に私は旅を続けていた。結局は、ウイルスに侵される事なく現地の食べ物を食べて下痢をする位だった。

さぁ今回のコロナウイルスはどうだろう?なんて1月位から騒がれていたのは知っていたが、まさかこんな事になるなんてと驚いている。

各国の対応、そして日本の政治家たちの対応、色濃く性格が出た。そんな状況だろうと感じている。

コロナウイルスが鎮静化するのがいつになるのか先行きは不透明。今後の政治家たちの対応がどれだけ国民の事を考えた政策を出せるか。それだけが心配である。

私自身は、ただ傍観者として日本や世界の情勢を観察するだけになるが、それでも情報を確認し常に監視しなければいけないとも思っている。

マスクや紙が無くなって、今後食品も買占めが始まり日本国民が混乱する構図は目に見えているけど、共生した我々は誰かが自分勝手に行動したらそれだけ他の人間に迷惑がかかるという事は忘れてはいけない。

愛の無い人間は、愛されず死ぬ。

それが人間の根源だからそれだけは忘れない人間にならなければならない。

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