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砂糖断ちを知ってるかい?其の五

 気づけば其の五。私の砂糖断ち生活も早3ヶ月。百恵ちゃんの「さよならの向こう側」を聴きながら書いてます。今回は砂糖断ちの成否を握るおやつの話を書くつもりだったけれど、先に砂糖断ちの効果について書こうと思います。気まぐれです。ま、よく言えばフローとシンクロを大切にするタイプ、ということで。

出汁は天然の栄養ドリンク
 砂糖断ちを知ってるかい?其の四で、お値段にやられながら出汁パックを購入した話を書きました。ところが!この出汁パックが、驚異の大活躍をしてくれたんですねー。びっくり。

 始まりは、砂糖断ちをはじめて10日目を過ぎた頃。お昼頃、数日前にコロナから復活したばかりの知人と、ノーマスクで数分会話。その日の夕方、急に体調がおかしくなる。さてはやられたかと思いながら帰宅。早々に就寝。翌朝、強烈なノドの痛みで目が覚めた。

 熱はないが結構ダルい。食事を作る気がしない。とは言え、どうにかして栄養を摂らなければコロナにやられてしまう。健康系ゼリー飲料、オレンジジュース、栄養ドリンクは私の定番闘病食だけど、今は砂糖断ち中。そもそも飲みたいとも思わない。どうしよう。。。?考えていてふとひらめいた。「そうだ!お出汁だ!」。だって出汁の旨味はアミノ酸の味!ってことは、お出汁は天然のアミノ酸ドリンクじゃん!えーうっそー。ほんとー。

 ピッチャーに熱湯と出汁パックを入れて、お湯にうっすらお出汁の色が出たら完成。出汁だけだと生臭いかと思いきや、普通に美味しかった。しかもただの水よりノドにやらかいようで、水ではむせたものが、お出汁ではむせもせず、喉を滑らかに落ちてゆく。沁みるって、比喩じゃないんですねー。

 こうして必須栄養素のアミノ酸と水分を同時に補給する道が開けた。タンパク質なら消化に体力を使うけど、アミノ酸はタンパク質が分解された状態だから吸収するだけの体力いらず。私は闘病の勝利を確信した。出汁、すごーい。

 砂糖断ちに出会ってなければ、出汁にも出会っていなかった。そしてお出汁ドリンクを思いついたのは、挫折せず少しでも楽しく砂糖断ちに取り組めるように、分子栄養学の知識をネットでしこたま仕込んでいたおかげだ。だからこれも立派な砂糖断ちの効果だと思う。転んでもただでは起きない。そう。転び慣れてるの、大事です。

炎症が重症化しない&すぐにすっきり治まる
 朝起きた時の激しいノドの炎症と痛みは、出汁を用意しているうちに気管に広がる勢いを見せはじめた。鏡で見たノドは今まで見たこともないくらい全面的に、上から下から右から左までまんべんなくむらなくとことん真っ赤。でもうがい薬はないし、買いに行く気力もない。どうしよう。。。?考えていて、またまたひらめいた。「そうだ!あらしおだ!」。

 さっそくあらしおを水道水に溶かして、1時間おきにうがいを続けてみた。ダメ元のつもりがなんと、ノドの痛みと炎症はぐんぐん沈静化していった。そしてその日の夜には痛みは治まってしまったのだ。赤みもひいて、ピンクに赤い筋が多少浮かぶ程度になっていた。

 次の日は朝から熱発し、ノドの痛みもぶり返す気配をみせたが、数回あらしおうがいをしたらその痛みも治まった。あまり聞こえのいい話ではないが、うがいでノドの奥から鼻に回った塩水のおかげか、鼻の炎症も最小限で済み、翌日にはすっきり治ってしまった。3日目はダルさが残ったものの、それ以外目立った症状はなくなっていた。あらしお、すごーい。

 前回のコロナの時と比べても、経過がかなりスムーズで、しかもスッキリと治った。コロナウィルスが弱めだったのもあるだろうが、普段の風邪と比べても、格段にスムースですっきり治っている。やはりこれは砂糖断ちの効果だと私は確信した。なぜなら砂糖断ちには、体内の炎症が治まるという効果があるからだ。

 ちなみに砂糖断ち前の私はどうだったかというと、皮膚が炎症を起こすと何ヶ月も治らないとか普通だった。それが、砂糖断ち開始後2、3日でみるみる治っていった。だから今回のコロナなり風邪なりの炎症反応が、最小限で済んだんだと思う。もし砂糖断ちしないままコロナにかかっていたら、砂糖の炎症に追いコロナ。ダブルパンチで大変なことになっていたんじゃないか?私はそう思っている。いやー砂糖断ちしといてよかったー。

 そして、ここからは完全な推測だけれど。数年前コロナが広がりはじめた頃、肥満傾向の人は重症化しやすいといった話があった気がするが、あれは砂糖などの過剰摂取によって体重が増加するだけじゃなく、身体が慢性的に炎症を起こしていたことが原因なのではないか?(ちなみに小麦や赤身肉、アルコールも、体内で炎症を引き起こすというから、そっちも重症化の因子になっていた可能性がある気がする。)

味覚が回復する(鋭くなる、バランスがとれる)
 砂糖断ちをすると、味覚が回復する。砂糖の摂りすぎで、ちょっとやそっとじゃ甘みを感じなくなっていた状態から、砂糖を断つことで目が覚めるといった感じなんだと思う。

 だから、まず甘い物が食べられなくなる。甘過ぎるからだ。でも脳は過去の記憶で甘い物を欲しがるから、試しに甘いものを食べたりする。そうすると甘過ぎて鳥肌が立ったりする。しかも食べた後は、どういう訳か舌が荒れてヒリヒリする。何回かやってみたが結局「甘いもの=不味い」の記憶が脳に刻まれて、自然と甘い物から遠ざかるようになった。

 さらに、色んなものの味つけに対して「なんでこの味つけなん?」と感じるようになる。甘味はあるけど、旨味がないと感じるからだ。だからたいていのものは、甘ったるくて旨味が足りない、水っぽい味に感じられるんですね。たまに出来合い品を食べる必要があった時などは、あまりに不味くてびっくりすることになる。

節約になる
 ま、そうなるとお惣菜は買わなくなるし、コンビニ飯からも遠ざかる。元々外食はしなかったけど、ますますしなくなる。おやつも買わなくなる。いたってお財布にやさしいのだ。これも砂糖断ち効果です。

 さあ、随分長くなってしまった。次回は、砂糖断ち前の私の食生活を書いてみようと思う。知らないって恐ろしいなーって思いますよ。


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