小学生におすすめ児童書「はれときどきぶた」
久しぶりのおすすめ児童書。
小学生の頃に読んだことがある人も多いのではないかと思うこちら!矢玉四郎さんの「はれときどきぶた」。
主人公は小学3年生の畠山則安(はたけやまのりやす)。あだなは「十円やす」。ある日、お母さんが勝手に日記を読んだことに腹を立てた則安くんは、お母さんをびっくりさせてやろうと、奇想天外なことを日記に書きます。ところが、日記の内容が本当になってしまい、学校も家も街も大変なことに…というストーリー。
このぶたシリーズ(という名前なのかな?)は何冊かあって、主人公はどれも則安くんになっています。
主人公の則安くんが、まさに小学男子の典型のようなお調子者。発想が子供ならではでユニークで、それでいて適当だったりして、話が進むにつれもうめちゃくちゃになっていくんですが、それがすごくいい!ここまで単純にゲラゲラ笑える児童書で、長い間読まれているモノってないんじゃないかと思うくらいです。
個人的には、本の最後に収録されている矢玉四郎さんのピリリと辛さが混じったあとがきが好きです。物事をちょっと斜めの視点から見て、子供達に語りかける矢玉さんの姿勢っていいですね。矢玉さんのような人が中学校の美術の先生だとおもしろそう。
他にも矢玉さんの本は楽しいものが多いので、また紹介したいなと思います。
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