子供におすすめ伝記漫画・3「ショパン」
去年の秋から書き始めた伝記漫画シリーズ。
受験ですっかり忘れてやっとの3冊目です。
いままでに紹介したのはこの2冊。k
今回紹介するのは、有名なピアノ作曲家でありピアノ奏者である「ショパン」です。
私は楽器の演奏経験もなく、クラシックには疎いのですが、そんな私でも知っていて、一番大好きな音楽家がショパン。夫と暮らすようになってから、クラシックを聴くようになったのですが、その中でも、美しいピアノの旋律が心地よくて、ショパンの曲が大好きになりました。
ショパンの出身はポーランド。今、ウクライナへのロシア侵攻でも度々名前があがる国の1つです。ショパンが生きた時代もロシアとの関係は悪く、ショパンは音楽のためにポーランドを出て以来、故郷の地を踏めずに最後を迎えました。ショパンの祖国を想う気持ちや、ヨーロッパの激動の時代を知ることで、ウクライナの問題を考えるヒントになる伝記まんがだと思います。
ショパンといえば、偉大な音楽家、という程度の知識だったのですが、伝記を読んでみると、生まれながらの病弱な体質で、常に体調を崩しながらの過酷な音楽活動だったことが分かります。
音楽家というと、裕福な家に生まれた人で苦労知らずなのかなと勝手に思っていたのですが、ショパンをきっかけに他の音楽家の伝記も読んでみると、みんな過酷な人生を送っていて、驚きました。音楽家に限らず、芸術系の才能を発揮する人は、心身共にバランスを崩してしまう人が多いように思います。0からなにかを生み出し続けるというのは、それだけパワーを使うものなのかもしれません…。
去年は、「ショパン国際ピアノコンクール」で日本人の反田恭平さん、小林愛実さんが入賞を果たしたことが話題になりましたよね。
ショパンの曲をききながら、伝記まんがを読み、ショパンの想いを想像してみるのはいかがでしょうか。