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新規事業ピッチイベント「Yappli Ship」企画の裏側を大公開!

こんにちは!
人事部 組織開発グループの長谷部です。

ヤプリは6年目になりますが、1月にカスタマーサクセス部から人事部へ異動し、新たなキャリアにチャレンジしています!

異動して初めての大仕事がこのYappli Shipの企画プロデュースでした。

笑いあり涙あり、社員の本気がぶつかり合った「Yappli Ship」🚢
今回はどのように0からイベントを作っていったかを大公開したいと思います!

💡この記事をオススメしたい方
・社内イベントの企画をご担当されている方
・新規事業イベント企画などを検討したい方
・「Yappli Ship」の裏側を知りたい方


きっかけは共同創業者 佐野さんからの相談

ヤプリでは10周年を機に、社員が大切にする価値観を「Yappli Way」から「Yappli Value」にアップデートし、新しく「ゼロトゥワン」というバリューが追加されました。

実は、バリュー誕生時に「ゼロトゥワン」を体現する企画として、新規事業のアイデアに対して経営陣からフィードバックがもらえる場「ゼロトゥワン会議」が作られましたが、経営陣とのクローズドな場になっていたため、なかなか社内に広まっていませんでした。

そこで「もっとカルチャーにしたい」と佐野さんから組織開発グループに相談をもらったことが始まりです!

今回のイベントをカルチャーにしていく上で、これまでYappli CRMなど新しいチャレンジを率先してきたメンバーのひとりである、新規事業開発室の田村さんにシンボルとなってもらい、更に、社内啓蒙に強いメンバーでチームを組みました。

事務局メンバーと

企画の中身を大公開!

①イベントの方向性を決めて同じ目線を持つ

新バリュー「ゼロトゥワン」には「失敗を恐れずに新しい挑戦を続けよう」という意味が込められていますが、一言で「カルチャー」と言っても人によってイメージしていることは様々。
なので、まずは私たちの理想状態のすり合わせから始めました。

目指すのは、失敗を恐れずに覚悟を持ってエントリーした人がかっこいい!と思われる世界線。
それを見てエントリーしたい人が増え、「ゼロトゥワン」って身近にたくさんあるじゃん!自分でもできそう!と社内が活発化している状態を作ること。

その中で今回は、新規事業を自ら持ち込み、本戦でプレゼンを実施するピッチ形式に決まりました!

こちらは今回のロゴです。「Championship」と「新規事業という新しい航海に出る(Ship=船)」という意味も込めて「Yappli Ship」と名付けました!

②エントリーから一次審査

とにかく最初のハードルはエントリーを集めること!

ゼロトゥワン会議の時に、資料作成のハードルが高くて応募が増えないという課題があったと聞いたので、エントリーはペライチのテンプレートを用意することにしました。

フリーフォーマットではなく、穴埋め式にしたことでエントリーハードルを下げました

また、エントリー期間前に佐野さんと田村さんに直接相談できる「オープン相談会」を2回開催し、エントリーに躊躇している人の背中を押せるように設計。

ただ、オープン相談会、全社集会での啓蒙、Slackでの啓蒙。だけでは足りない!

そこでポスターの張り出しや、佐野さんと田村さんのインタビュー記事をフリーペーパーで出したりと、会社中の至る所でYappli Shipが目につくようにしました。

さらに!ヤプリには必殺社内アプリもあるので、こちらでもイベント専用ページを用意!

その甲斐もあって、20件近いエントリーが集まりました...!🙌

③本番までのブラッシュアップ期間

厳格な一次審査を経て、今回の本戦出場者は6チームとなりました!
ここから登壇者は一次案をブラッシュアップし、本番に向けた2ヶ月間の制作期間に入ります。

プレゼン資料は自由フォーマットにしました。
発表は10分の枠を設けていましたが、プレゼン資料だけでは事業内容を伝えきれないだろうと考え、事前審査資料も用意してもらうことに。

🔽審査項目の要素
①市場の需要と競争力
②収益性と財務面
③プロダクト/サービスの実現可能性
④組織の実現可能性
⑤リスクと持続可能性

この事前審査資料、コピーしたら1ページぐらいのレベルで出てくるかな〜と考えていたんですが、全チーム5-10枚の大ボリュームで出てきました。
登壇者の本気を感じ、運営も負けてられない!と気合いを入れ直しました。

💡Point①  出場者のフォロワー
本戦出場チームには2タイプのフォロワーを用意しました。
1つはメンター、1つはサポーターです。

私は常々、自分1人の頭だけで何かを考えるには限界があると感じています。
壁打ちをして+1+1と多角的な意見や、違う視点を取り入れて自分の天井を広げていく感覚を大事にしていて、ヤプリの「チームドリブン」というバリューが合っていると感じています。

最大の成果を生み出すためには、フォロワーが必要!と考え、それぞれ以下のような定義とミッションを役割として持ってもらいました!

👥 メンター

各チームに1人、部長以上の方に協力を依頼🤝
事業案の内容とマッチしている人、保管できる人を運営側で選定しました。
メンターのミッションはただ一つ。
「とにかく自分のメンバーを優勝に導いてください!」これだけです。
依頼をした6名のメンターは全員「OK!」と快諾してくれました。
(自分が登壇するわけでも、賞金をもらえるわけでもない。だけど全員が前向きに協力してくれる。これがヤプリの大好きなところの一つです。)

📣サポーター

登壇者が壁打ちをしたくなった時に、その相手になってくれるメンバーや、自分にはない考えを与えてくれる人、を有志で集めました。
これは、例えばセールスやカスタマーサクセスなどフロントの人が、開発目線を持てないこと(反対も然り)を防ぐために、ビジネス目線と開発目線、両軸を持ってプレゼンに挑んでもらうための工夫の一つです。
募集方法については、社員にアンケートで自分の得意領域などを回答してもらい、公開することで登壇者が自ら助けを求めたり、声をかけたりできるような仕組みにしてみました。

社内アンケート

特に人気だったのはデザイナーの皆さん!
人の心を動かすにはプレゼン資料もカッコよくないとですもんね!

💡Point② 社内啓蒙
カルチャーにしていくには、登壇者と審査員だけで盛り上がるわけにはいきません。次のハードルは、いかに聴衆を集めるか。

本番に向けて、社内中で注目してもらうために、通過チームそれぞれのポスターを制作して張り出しました!

これ最高ですよね!! このポスターを見て、このポスターに載りたいから来年は出たいという社員もいました。笑

また、ヤプリは現在リモートと出社のハイブリッドなのですが、両方の会場が盛り上がるように入念な準備を行いました!

工夫の一部を紹介します🙌

🏠 オンライン会場
オンラインでも会場の熱量や雰囲気、ピッチの内容がきちんと伝わるよう、配信環境(ネットワークや音声、映像など)は入念に準備。実は、コーポレートITのメンバーにも参加してもらいながら何度もリハーサルを行っており、「全社を巻き込めるように、楽しんでもらえるように」という気持ちで当日を迎えました...!

🏢 オフライン会場
当日、プレゼンターはもちろん、会場全体に熱気を創り、盛り上がることができるよう、各チームに「応援団」を作りました。
各チームのゆかりのあるメンバーに団長を依頼!そして、団員を集めて当日発表の際には1列目の応援席で応援してもらう。
これも大好評!各応援団がそれぞれの応援グッズを作ってきており、会場は大盛り上がりとなりました👏

結果は・・?

様々な仕掛けの結果、当日はオンライン100名、オフラインも50名ほど参加してくれました!
強制参加ではないのにこれだけ注目されて嬉しかったと同時にホッとしました。

イベント終了後のアンケートでは、
プレゼンのレベルが高くて見応えがあったという意見はもちろんですが、
「転職してきた時のようなワクワク感を感じられて、いいイベントだなと感じた」
「頑張る人、頑張る人を応援する人の空気が会場を包んでいて、ヤプリの上昇志向のいい空気を感じた」

など、個人を超えて会社の見方も変わるほどのポジティブな影響が...!

社内アンケートのテキストマイニング

「来年は出ます!」という声も多くいただき、ゼロトゥワンの浸透・ヒーローを作る・社内の活性化...など、実はこれこそがゼロトゥワンだったかもしれません!

課題や反省点はありますが、初回のイベントにしては盛り上げるための工夫やきっかけ作りができたことは良かったなと思っています!
少しでも、イベントを企画されている方や、少人数でイベントを立ち上げなければいけない方々の参考となれば嬉しいです😊

当日の様子はこちら!


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