ずっと知らなかった、生理を忘れて生活を送れるようになるもの
1 痛みを軽減する薬
薬を飲めば鈍痛がおさまることを知らなかった学生の頃、生理二日目は腹痛に悶えながらバイトも予定も休むしかなかった。生理痛であきらめたことを思い出すと、市販薬を飲むだけで痛みが軽減されることを早く知っておきたかったと思ったし、万一知らない人がいたら知ってほしい。
生理の痛みを軽減する薬はいろいろある。眠くなる成分を含まないといわれているものでも、バファリンルナ、ロキソニンsプラス、リングルアイビーなどがある。自分は即効性のあるリングルアイビーを持ち歩いている。1か月の中でいつ来るかわからなくても、飲めば15分くらいで痛みを忘れられる安心感をもてるようになった。特に痛みが強いときは薬局で買える薬ではなく婦人科クリニックに行った方がいい。
2 生活が一変する月経カップの利用
旅行で外泊せざるをえないとき、夜はシーツが気になって仕方がない。またポーチを持ち歩けない場所のこともある。
月経カップを使い始めてから、日中も夜眠るときも生理のことを気にせず過ごすことができ、洗う場所さえあればポーチを持ち歩く必要がなくなった。月経カップは一言でいえば経血を体内のカップで受け止める仕組みで、経血が体内から出ないため、着替え時も気にならないし、お風呂やプールも可能。種類も様々なものがある。メルーナ、Evaカップ、Roseカップなど。
ただ、1日2~3回の装着は慣れるまでが大変。月経カップの折り方はたくさんあるのであきらめずに試してみるとどれがでうまくいったりする。自分は一度断念したが、ダイアモンド折りを独自に工夫してうまくいくようになった。たまたま災害用品を探していて見つけたけれど、これまでの心配を振り返ると、もっと早く知っておけばよかったと思う。
3 我慢しなくてよい方法が見つかりますように
こういう生理用品については友人とも会話にする機会が少ない。情報が入らないと、ずっと我慢しながら、いろいろなことをあきらめながら、毎月、そして、人生を過ごすことになる。個人差も大きいので、勧められたものを試してもうまくいかないこともあると思う。少しでも自分にあった負担のない方法が見つかり、生理中もいつもに近い生活ができますように。