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ピンクペッパーでの不協和音と黒い羊(欅坂46)について【大阪 桜川 アポロビル 4階】
先日のイベントにて不協和音が復活しました。
イベントの感想を最近noteに載せたのですが、不協和音はあまりにも思い入れが深く、長くなってしまうことが容易に予想されたので、こちらにてまとめようと思います。書いてみましたが予想通り長くなりました。
不協和音をメインで書こうと思ってはいるのですが、どうしても黒い羊のことも書かないと、このnoteが成り立ちませんので、一緒に書いていきます。
それと、出さないとたぶん何も伝わらないかなと思ったので、今回は個人名出して書きます。ご容赦ください。
私にとっての不協和音
不協和音のリリースは2017年ですかね。リリースからは遅れて私もこの曲を聴くようになりました。当時勤めていた会社の関西支店、人としては好きな方ばかりでしたが、どうしても長時間の残業だったし、残業代もちゃんとつけれないような環境でした。会社の仕組みがなんかおかしいよね、ってずっと思ってました。
そんな私に不協和音の歌詞が刺さりました。
自分の意思を貫くことが大事だし、許容できないことを無理に自分に押し付けるのってやっぱり違うんだ。
違うと思っていることはちゃんと意思表示しないといけないよね、って思わせてくれた。(だからちゃんと意思表示をして辞めたわけですが)
あの頃の私は他部署の元上司によく北新地に飲みに連れて行ってもらっていました。多分普通車は余裕で買えるくらい奢ってもらったように思います。本当によくしてくれた方です。(たまには連絡しないとな、、、)
その方とはよくスナックやラウンジに行って、好きな女性ヴォーカルの曲を原曲キーで歌って面白がってもらってました。不協和音もよく歌ってたんですが、「僕は嫌だ」のところだけ元上司に歌ってもらう、っていうのをよくやってました。なんか知らんけど盛り上がるんですよね。女の子のウケも良かった。そういう意味合いでも記憶に残っている思い出深い曲です。
11周年イベントでの不協和音
2022年の11周年イベントでこの曲が披露されました。
私が初めて行ったイベントです。このイベント、今思い返しても好きな曲ばかりなんですが、特に私に突き刺さったのが不協和音です。
正直、不協和音って明るい曲ではないし、こういうお店で取り上げるのって勇気のいることのように思います。
ピンクペッパーで不協和音を観れるとも思ってなかったのでまず驚きましたね。
もちろんショーも素晴らしくて、私の一番好きなショーの一つになりました。
当時の私、ショーに関して言えばウサギとリサが関わってるものは間違いないよねって思ってました。(今もその思いがあることには変わりはないのかなとも思いますが)
どちらかが出てるだけでも良いのに、好きな曲に一番信頼の出来る2人が出ているのが本当に良かった。不協和音が見れるピンクペッパーってなんて素晴らしいだろうっていう気持ちでした。
13周年イベントでの黒い羊
その後私はしばらくピンクペッパーから離れ、その間にリサは卒業して、不協和音を踊っていたメンバーにも欠けが出て、披露されることはなくなっていました。
今年ピンクペッパーに帰ってきましたが、なんとなくそこに対しての喪失感みたいなのがあったのは否めないかなと思います。
そんな気持ちの中13周年イベントの曲目を見ると黒い羊の文字がありました。黒い羊???やるの???ってめちゃくちゃ思いましたね。不協和音よりもダークな部分を持った曲を持ってくることに驚きました。
正直黒い羊が楽しみすぎてずっとそわそわしてました。
イベント初日の黒い羊は本当に記憶に残っています。
メンバーはミカ・ノア・ウサギ・アリサだったかな。
これも個人的な思い入れの深い原因の一つなのですが、日付またいで誕生日迎えて初めて見たショーなんですよね。そんなタイミングで披露された黒い羊、予想の遥か上を行きました。最高の誕生日プレゼントです。
特に記憶に残っているのは、落ちサビ〜最後のサビの部分のミカとノアです。この2人の表現力が凄まじすぎていたく感動してしまいましたね。ちょっとしたハプニングも相まって今年の忘れられないショーの一つになってます。
と同時に感じたのが、今のピンクペッパーって必ずしもウサギありきじゃないんだな、ウサギに並ぶくらいの実力持った子が複数いる時代なんだなということです。自分の感覚としてウサギがメインじゃないことに驚くと同時に、ピンクペッパーも常に進化してるんだというのはこの時に初めて感じたように思います。
初めて作るショーにこの曲をチョイスしたミカと、ショーパプらしからぬ曲なのにゴーサインを出したお店側もすごいわほんまに、、、。ありがたい。
黒い羊がリリースされた頃の私はまさに仕事を辞める間際くらいのタイミングだったので、黒い羊はそんなに刺さっていませんでした。
ただ、2024年の私が聴くとこの曲の歌詞が刺さることこの上ない。
前の会社に不満を覚え、たまたま入った今の会社。声をかけられて中間管理職になったわけですが、下の面倒も見ないといけないし、時にはわーわー言われることもある。その上、上からも訳のわからない指示を出される。時には自分の意見をぶつけてみたこともありますが、何か変わるわけでもなくなんか疲れてしまってました。諦めの気持ちも持ちつつ、それが社会人だし仕方ないかなって。
そんな時に黒い羊と出会って、イベント終わってから聴くようになってよく泣いてました。
特に刺さったのがこの部分。
人生の大半は思うようにはいかない
納得できないことばかりだし 諦めろと諭されてたけど
それならやっぱ納得なんかしないまま その度に何度も唾を吐いて
噛みついちゃいけませんか?
No,no,no,no
全部 僕のせいだ
YouTubeのコメント欄見てて確かにそうだと思ったのですが、普通は落ち込んだ人を上から頑張れ!って伝える曲が多いと思う。
だけど黒い羊は落ち込んだ人のところまで降りてきて同じ目線で寄り添って支えてくれる。絶望の中に希望がある。そういう点で唯一無二の曲だなと今は思うわけです。
イベント見てから不協和音だけじゃなくて黒い羊も大好きになって、そんなタイミングでのミカバースデー。
歌詞もしっかり噛み締めてから見た11/17の黒い羊は今年1番のショーと言っても過言ではないかな。
メンバーはミカ・ノア・アミ・セリ。初っ端から涙が止まらなくて、人前で流した涙の量は人生で一番だと思います。この日披露するためにわざわざ覚えてくれたあみとセリには今でも感謝ですね。好きな曲で推しが踊ってるからいいっていうのももちろんあるわけですが、曲の世界観にバシッとハマる表現力、4人とも本当に素晴らしかったなって今思い出しても感動しますね。(通常営業でも見れるようになるといいなと思ってます)
黒い羊を見てからの不協和音の見え方
黒い羊が13周年イベントで披露されて、私は「不協和音が今までは一番だったけど、黒い羊がそれに並んだ」ってよく言ってましたね。そんなタイミングで12月のリバイバルイベントで不協和音やるよ、というのを聞きました。鳥肌ものです。このタイミングで持ってくるんだ、という驚きを隠せませんでした。
黒い羊を聴き込んでから不協和音を聴くと、なんか見え方が変わったように思います。不協和音の主人公が年月を重ねて黒い羊まで至ったのかな、自分の経験と重ねてしまうのはどうしても致し方ないところですが、リリース順もそうだし、時系列としては不協和音の後が黒い羊なわけですね。
不協和音って若さやそれ故のがむしゃらさ、いい意味での青臭さを感じるなぁって、聴いてても歌詞も見ててもそう思う。
前に進んでいくアグレッシブさもありますね。黒い羊と比べると違うアプローチで勇気をくれる曲かなと個人的には思います。
2024年12月イベントでの不協和音
不協和音が復活するとなると、どのメンバーで不協和音をやるんだろうって考えてしまうのがおたくだと思います。不協和音好きなんだというと、激しいから私は踊れないって言っていた女の子が複数いたのが印象的でした。
それだけみんな真剣にショーに向き合ってるんだと思いやっぱりピンクペッパーってすごいな、いいなと思うとともに、なおさら誰が踊るんだろう、って色々考えてました。
黒い羊への連続性を考えると黒い羊のメンバーに、当時不協和音を踊ってたメンバーが妥当かなぁと思いながらイベント当日。踊るメンバーを聞いて驚きました。
12/9 不協和音(2nd4曲目)
待ちに待ったイベント初日。不協和音楽しみなんだと話していると、モエカがセンターだよと聞いてびっくり。
このチョイスは全然予想してなかった。でもモエカはいろいろショーに出てて実力あるし確かにありかも、と思いながら今か今かと待っていました。不協和音の前がぱぴぷぺPOP!、今年一番聴いた曲ですごく楽しみにしてたのに不協和音が楽しみすぎて若干上の空だった。
・メンバー:モエカ、ミカ、ノア、アイリ
黒い羊主体のメンバーかなという予想は当たっていたのですが、モエカが入ることによって本当に斜め上の素晴らしさでした。
3人は黒い羊での実績もあるし安定感がすごいのですが、そこにモエカがセンターポジションに入ることで、私が不協和音に感じるようになった若さとかいい意味での青臭さ・アグレッシブさがうまいこと表現されてるんですよね。これは本当にお見事。モエカすごっっ、ってなってました。最後のフォーメーションが個人的にはすごく好きなのですが、思わず泣いてましたね。2022年とは違う不協和音、だけどこれが見たかった不協和音だな。本当に見れて良かったな。
モエカは身長も高いしセンターにくると映えますよね。
それと、平手友梨奈イメージのショート外巻きが似合っててめっちゃキュートでしたね。良きです。
12/19 不協和音(1st4曲目)
初日にランちゃんから、私も不協和音踊るよと聞いてこれまたびっくりした記憶があります。ランちゃんの系統じゃないなぁ〜と無意識に思っててそんなこと全然考えてなかったですね。でもランちゃんの実力からしたら間違いないだろうし、最終日まで待ちきれないなと思っていました。
・メンバー:ラン、ニコ、ウサギ、アイリ
こちらは黒い羊メンバーというよりは、ニコもいたので不協和音オリジナルメンバーの雰囲気です。ニコ踊るかもと聞いていたので見れて嬉しかったですね。
みんな実力者なのでもちろん間違いない。ウサギの不協和音ということで2年前の雰囲気も感じてからかなんかずっと泣いてました。
今回新しくランが入ることによって、初日と同様不協和音の若さとかアグレッシブさがきちんと表現されてて、ピンクペッパーのメンバーのチョイスすごいわと思いながら見てました。初日と比べてランがセンターにくると、よりアグレッシブさが際立つ印象です。これ書いてる今もこのショーよかったな〜ってしみじみ思います。
二日間見た感想
二日間で合計7人の子が踊ってくれたわけですが、こんなにメンバーのバリエーションが豊かだと思ってなくてびっくりしました。既成概念壊されましたね。
同じ曲とはいえ初日の不協和音と最終日の不協和音は別物なんじゃないかと思うくらいです。カレーのお肉を牛肉にするのか豚肉にするのか鶏肉にするのか、はたまたシーフードにするのか、みたいな違いですかね?(これ伝わるのか???)同じカレールーを使って料理しても具材が変わると味の印象が変わってくるような感じです。
どちらの不協和音も素晴らしくて、こんなにグッとくるショーを2日見れたことに本当に感謝です。
ここで触れておきますが、2日間とも踊ってたのはアイリだけなんですよね。他のメンバーの印象が強すぎて今まで彼女に注目してなかったのですが、今回のイベントを通して彼女の能力の高さに気づけました。今回のショーは2本とも彼女抜きにはないわけですから、大きな収穫だなと思います。初めて話しましたけどいい子ですね、ピンクペッパーって本当に奥深いなぁ。
9月には黒い羊、そして今月12月に不協和音を立て続けに披露してくれて、どちらの曲もわいわい盛り上がる曲でもないし、ある程度のレベルに達してないと見るに堪えないものになってしまう。だけどあえてこの曲を選んで、ひとりのおたくが涙流すレベルまで持ってくる。そういうピンクペッパーはやっぱりすごいし、だからピンクペッパーが大好きで東京から通ってるんだよなぁって改めて思いました。
ピンクペッパーで改めて黒い羊と不協和音に触れて、既成概念を壊していくのも大切だし、がむしゃらに前向きに進んでいくことが自分にも必要だなって思い知らせてくれました。ピンクペッパーに来るとポジティブになれるし自分も頑張ろうって思えるんですよね。かけがえのない場所です。