エンジニアと子育ての両立をされているSさん〜タイムカプセルとの出会い、そしてエンジニアになったきっかけについて迫る〜【タイムカプセル大学Vol.31】
ーータイムカプセルに入社されて何年目ですか?
S:3年目です。それまでは別の仕事をしており、プログラマーからSEをやっていました。
ーー入社前はどのような会社で働かれていたのですか?
S:以前は香港に住んでいて、香港の会社で社員として働いていました。お客様がそのシステムを使わなくなったのと同時に契約も終了しました。
ーータイムカプセルにはどのような経緯で入社をされましたか?
S:香港の会社にいた時は在宅で仕事を出来ていたので、息子もまだ小さいですし、在宅で柔軟な働き方が出来る会社を探していました。その中で「Trist」という流山のシェアオフィスから、子育てなどで一度離職したママさん達に向けた教育プログラムを受けて、社会復帰を目指せるプロジェクトにお誘いいただき、プログラム受講者と会社のランチ会でアイザワさんと出会いました。
アイザワ:タイムカプセルは在宅勤務OK、時間もフレキシブルな形で良いので働いてもらいたいとランチ会でお伝えしました。皆さんご活躍できるスキルはあるのに発揮できる場所がなくてもったいないなと感じました。
タイムカプセルが入居している流山のTrist
ーーランチ会には、Sさんと同じような境遇の方々が新しい働き方を求めて探しにきた場だったのですね。
S:そうですね。フルタイムで都内には通勤出来ないけれど、流山内のシェアオフィスで短時間だったら働きたいという方が教育プログラムを受けていました。
ーーその教育プログラムは初心者等の方もいらっしゃいましたか?
S:そのプログラムは、以前フルタイムで働いていたけれど、少しブランクが空いてしまい心配という方に向けた物でした。基本的に同世代の方が多かったです。
ーーちなみにプログラム内ではどのような事を勉強されましたか?
S:Excel、WordからTeams等でのコミュニケーションの取り方などをやりました。心理学等も興味深かったです。このプログラムはプログラマー限定ではなかったので、再就職に向けての意識改革という感じでした。
ーーそうだったのですね。そもそもエンジニアになられたきっかけは何だったのでしょうか?
S:父がまだ黒い画面に緑の文字がローマ字でしか出ないようなパソコンを買ってきて、元々プログラミングを考えないでコピーするということを小学生の頃から楽しんでやっていました。
ーー小学生の頃からですか!?
S:そうですね(笑)コマンドを打たないと動かせないようなパソコンだったので、最初はゲームがしたくて始めたのですが、父がコードの書いてある本を買ってきて、それをひたすら打っていました。打つと間違えるのでエラーが出ては直してを繰り返し・・・今でいうデバックですね。
当時そのパソコンが100万ほどして、父が母の相談なしに買ってきたみたいでいまだにその話を言っています(笑)
ーーすごいですね(笑)その影響からエンジニアになろうと思われたのですか?
S:高校生の時にとある漫画を読みまして、アンドロイドを研究する工学部に行きたいと思って受験をしたのですが落ちてしまい、なんとか滑り込んだ医療技術短大に入りました。3年生の時にこのまま放射線技師になるのかなと思っていたら、同じ大学内で、「工学部に3年生から編入出来る制度を作るから、誰か推薦してください」という話がきて、それなら私が行きますと志願しました。
ーーすごい巡り合わせですね。
S:そうですね。工学部の情報工学科だったので、プログラミングの授業も必修でしたし、研究もプログラミングが出来なければ進まなかったので、その経緯でエンジニアになりました。
ーー 一度は閉ざされかけた工学部への道にもう一度辿り着けたSさんだからこそ、マッチした働き方をできるタイムカプセルにも出会えたのですね。