見出し画像

デザイナーと子育ての両立をされているWさん〜タイムカプセルとの出会い、そしてデザイナーとして働くことになったきっかけを聞く〜【タイムカプセル大学Vol.34】

母であり、タイムカプセル創設期からデザイナーとしてもご活躍されているWさん。
そんなWさんのタイムカプセルとの出会いやタイムカプセル創設当時の様子もお聞きしていきます!

ーータイムカプセルに入社されて何年目ですか?
W:
7−8年前ですね。

ーー入社前はどのような会社で働かれていたのですか?
W:
雑誌と本のデザイナーをしていました。
手書きのものをデジタル化したり、紙媒体、本チラシ、パンフレットとかですね。結婚して名古屋に来たんですけど、元々は千葉出身です。Tシャツのデザインとかもしてました。

画像2


アイザワ:
本は1ページごとにデザインをしてくれる人がいて出来上がっていきます。台割を作る、ページごとにデザインを作る、広告を入れる、読み物のページはレイアウトを作る、このような過程を経て紙媒体は作られています。私も新卒で広告会社で10年、働いていたので、Wさんとはキャリアが似ています。

ーーデザイナーとしてのスキルの習得はどのようにされたんですか?
W:
千葉から1時間ぐらいかかる美術短大に行きましたが、スキルは業務の中で覚えていきましたね。Illustrator、Photoshopは学校の授業の中でもやりましたが、実践は業務で覚えた部分が多かったです。

ーー中学・高校の時点で今の仕事のイメージはあったんですか?
W:
具体的なイメージは持っていませんでしたが、漠然とデザイナーになりたいと思っていました。好きなことは続けていきたいなと思っていました。絵を描いたり、物をつくることが好きだったので。

ーー美術のセンスがある方々の世界、美大ってどんな感じですか?
W:
私はセンスがない方ですが・・・。美大は個性的な人が多いです。もともとセンスある人もいるんですけど、私の場合はセンスなくて、オタクみたいな感じ。冴えない感じだったので、周りのおしゃれな友達と過ごしていく中でも、買い物で選ぶものとかみたり、勉強したりしていました。

ーーWさんは明るいイメージですけどね(^^)しっかりとしたお母さんって感じです。

アイザワ:私たちの時代はインターネットもなくて、情報が少ない時代でした。私も神奈川の横須賀なので情報ギャップがありました。オタクに対する目も厳しかったですよねー。

ーー同世代ということで話も盛り上がりますね!次はタイムカプセルとの出会いについて聞かせてください。

W:Mさん(タイムカプセル社員)に誘われたのがきっかけです。岐阜県の人材育成事業を通してタイムカプセルのことを紹介していただきました。デザインの仕事はやりたいと思っていたのですが、子供が2歳ということもあり、断ったんです。でも絶対にやってほうがいいと言われて、やってみることにしました。

アイザワ:2013年にMさんとRさんと会社を立ち上げた時からのお付き合いです。Mさんは社員としてジョイン、Rさんはフリーランスという立場でジョインしていただきました。

ーー当時はフルタイムでの勤務だったんですか?
W:1週間に1回だけ岐阜に通い、それ以外は在宅
で仕事させていただきました。保育園が16時までだったので時短での勤務もしていました。今はフルタイムというよりは、仕事が来たらやるスタイルでかなりフレキシブルに対応させてもらっていますね。かなりありがたいですね・・・

ーー創業当時からアイザワさん、Mさん、Rさんと同じ時代や広告業界のキャリアを過ごしてきた中で振り返って思うことなどありますか?
W:
今は印刷所さんにデータ送るのも、ネットでポチっとといけますよね。当時はCDとかMOとか、フロッピーディスクの分厚いものなどを使っていました。笑
写真が焼き上がる時間も長い、営業の人が届けるための時間も必要、タイムロスもたくさんあって大変だったなーって思います。パソコンも重いからセーブするのに5分かかって、お茶飲もうってなってましたね。

アイザワ:物理的な移動が必要でしたね。写真1枚の差し替えも「ポジを取り行けー」ってタクシーや電車で先方に行き、貸してもらって、MOに焼いて、印刷会社に向かって・・・そういう時代がありました。

画像1

Wさんやアイザワさんが使っていたMO

W:写真もスキャン専門の人がいました。デジカメではないので、紙の写真でやっていましたね。スピード感が今とは全然違いますよね。

Wさんのタイムカプセルとの出会い、広告業界からIT業界のデザイナーへの転身のきっかけや広告業界でのキャリア、テクノロジーの激動について聞いていきました。次回は、入社後の働き方、苦悩などを深掘りして伺いたいと思います!


いいなと思ったら応援しよう!