振り返りが大事なのは何故?【タイムカプセル大学 Vol.4】
3年生のアカリのインタビューに、学長アイザワはどのように答えるのでしょうか。
――アイザワさんのブログを拝見したのですが、膨大な量の投稿がありますね。どうしてブログを書き始めたのでしょうか。
ブログを始めたのは2005年です。
勤務していたぱど(株式会社ぱど)で、IT部門のマネージャーになったのですが、広告営業の世界しか知らなかったので、当時、流行っていたITベンチャー企業の社長ブログにあやかって、勉強のために実践してみました。
ブログからは感じたことや、学んだことを自分の中で消化してからアウトプットする重要性を学びました。タイムカプセルで実践しているプログラミング教育も、まずは自分自身が学んで、実践して、そしてはじめて人に伝えることができるようになってきます。
――そういえば、アイザワさんはノートへのメモの書き方にもこだわりがあるとおっしゃっていましたね!
ノートへのメモの取り方も、ブログと同じ手法で時系列で整理しています。そうすることで、いつでも振り返ることができます。
社員も皆さんにも定期的に振り返りをして欲しいと思っています。例えばスキルにしても、入社直後は未経験だった方も、今ではいろんなことができるようになっていませんか?
担当しているプロジェクトに対してスキルが足りないと不安になる方を見ることがあります。その気持ちもわかるのですが、一度、入社したての頃を振り返って、自分自身が何をできるようになったか考えてみていただきたいです。
――!! 入社する前は何も出来なかったのに、今は色々なことができるようになっているのに気が付きました……!
そうですよね。IT業界は日進月歩なので、会社もスタッフの方々もテクノロジーの進化によりそって変化すること、成長する必要があります。だから成長しても、成長しても、変化が求められ、なかなか自分自身の成長に気付いたり、「できる」という実感が持ちにくいかもしれません。
しかし仕事をしていて何も成長していない、何一つ得るものがない、ということはあり得ないと思います。成長は自分自身へのご褒美であり、自己肯定感を高めるためのとても大事なポイントになります。タイムカプセルの採用面接は全て参加しているので、スタッフの皆さんの入社時のスキルやマインドは記憶しています。だから急成長されている方は誇らしく思いますし、踏みとどまっている方はもったいないなと思っています。
スタッフの皆さんにはタイムカプセルを学びの場にしてほしいと思っています。「石の上にも三年」という言葉がありますが、IT業界では3年経過すればテクノロジーのトレンドも大きく変化します。したがってそのサイクルは一通り体験してほしいですね。3年頑張れば、必ず地力がつきますし、他の職業にかわってもその経験やスキルを活かすことができるでしょう。
3年以上勤務いただいた方とは、タイムカプセルを卒業しても一緒に仕事をしている方が多いです。縁があって、開発に携わって頂いている皆さんとは、長期的な関係を築いていきたいと思っています。