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地方在住でもやる気さえあればエンジニアになれる会社、”タイムカプセル”を育てたい【タイムカプセル大学 Vol.21】

前回までは、日本に来られてハングリーに過ごしてこられたお話を伺いました!いよいよタイムカプセルとの出会いやこれからの展望までお伺いします!

ーーこれまでのお話から、30歳を過ぎたあたりに転機が訪れるのでしょうか?
そうですね、その後はいよいよ暗号化に行きました。
仮想通貨が流行ってきたので、取引所をほぼ一人で作成したりとか、FX・証券会社・銀行のシステムを作ったりサーバー管理をしたり、金融系の経験値が結構高いですね。
しばらく働いていたんですが、ちょっとIT業疲れた…一連の流れを全部一人でやるのは大変やな…と思って、業務委託できる会社を紹介してもらったんです。それがタイムカプセルで、最初はタイムカプセルに業務を委託する側だったんですね。

ーー委託元からタイムカプセルに入るまではどのような経緯なのでしょうか?
実は、若い頃にシンガポールで出会った方と結婚して子どももいるのですが、仕事の都合上、宮城県と岐阜県に離れて生活していたんです。
だから「そろそろ宮城県に帰ろう」と引退を含めて考えていたんですね。
そこに、業務委託でタイムカプセルから2人来てくれたんです。
一緒に仕事をするうちに、そろそろ自分のナレッジを後進に伝えたいと思い、タイムカプセルに入りました。
企業理念の教育地方創生に興味があったんですよ。
だから、アイザワさんの考えは同意できるところが多いし、一緒に仕事してて楽しいです。
どん底からというのもよくわかりますし(笑)。

ーーなるほど、そういう経緯でタイムカプセルに入ったんですね。それからどれくらいになるのでしょうか?
入社からだと8ヶ月くらいで、まだ1年未満ですね。
その前に業務委託で関わっていた時期がありますが。
日本に来てからは12〜3年くらいだと思います。

ーータイムカプセルの中に入ってからはどうでしょうか?これからやりたいこと、今までできてることなど教えてください。
エンジニアをずっとやってきて、最初の頃は教えてもらう時に「俺も苦労してきたんだからお前も苦労しろ」って言われてきたけど、その人が10年苦労してきたことを1時間の説明で習得できるなら楽だしそのほうがいいじゃん、と思いました。
コツ、効率、経験則を教えることでリスクを避けることができるなら、そのほうがはやいので。
たまに、私が説明するとすーっと入って行く人がいるんですよね。そういう人は、ぴったりとハマって1ヶ月くらいすると自走しだすので面白いです。
私のやり方が完璧に正しいわけじゃないし、その人に合ってるとは限らないので、教えた相手が自分のやり方をプラスして教えたことをアレンジしていくから、それが見てて楽しいです。
自分の集大成を次の世代に引き継いでいくとか、道を譲る、ということをやっていきたいですね。

ーー未来のビジョンはありますか?
ゴールは「地方創生=田舎の子でも勉強さえすれば、タイムカプセルに入れば、エンジニアになれる」というスキーム、ナレッジを作ることです。
実は、20代後半くらいの時に、そういう会社にいたんです。
そこは3ヶ月くらい無料で勉強できるんですが、その中でも良い人材を社員にするための、ふるいにかけるだけの会社でした。教育ってそうじゃないだろ!と思いました。
自分の理想を叶えるには、まず第一としてタイムカプセルが教育の下支えになれるような力をつけて、自走できるチームじゃないと厳しいですよね。だから、タイムカプセルをそこまで育てて、それから教育をやりたいと思っています。

――たくさんの経験をされてきたHさんだからこその説得力がある夢ですね!本日はありがとうございました!

アイザワさんの後日談:
Hさんとは岐阜でお取引先のCTOとして出会ったんですが、食事しながら話した時に「ご家族と一緒に生活できるといいですよね」と伝えました。
信用問題なので、通常は引き抜きは絶対しないのが自分のポリシーなのですが、ちょうど宮城には仙台オフィスもありましたし、Hさんの家族と離れ離れという状況や教育をしたいという気持ちを聞いて、業務委託で一緒に仕事をすることになり入社につながりました。

HさんもAさんも、タイムカプセルつまんねーなと思ったらすぐ別の道を歩んでいくでしょう。お二人ならどこでもやっていけるし、良い待遇を受けられるだけの能力があると、2人もわかってるだろうから。そうならないように、私自身も努力し続けないといけないなと思っています。


大切なのは学歴でも国籍でもなく、自身のキャリアプラン、理想とするライフプランといかに向き合うか。向き合うことができれば自ずと自身の成長にコミットできるはず。自分ごと化できるメソッドの構築が大事だと考えています」と語るアイザワさんとマネージャーの間の、切磋琢磨できる関係性もとても素敵だと感じたインタビューでした。

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