tokkindaruma

1955年生まれの69歳の男性です。 大学を卒業してから40数年間、これと言った取り柄…

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1955年生まれの69歳の男性です。 大学を卒業してから40数年間、これと言った取り柄もなく蓄えもなく営業から事務職まで勤め現在も進行中です。 人と交わるのは苦手ですが、長く社会にいるおかげで人を見る目は多少ありそうです。

最近の記事

ミッドライフ・クライシス⑩

スピリチュアルな視点からのミッドライフ・クライシス 人生の中で、スピリチュアルな成長や自己理解の重要性を探ることが、中年期における危機をどのように乗り越える助けとなるかを論じます。 スピリチュアルな視点からのミッドライフ・クライシスは、人生の深い意味や目的を再評価する時期として捉えられます。 ミッドライフ・クライシスは単なる心理的な危機ではなく、スピリチュアルな成長のための転機とも考えられ、個人がより内面的な成長を求めるきっかけとなります。 この時期、40代や50代に

    • ミッドライフ・クライシス⑨

      ミッドライフ・クライシスにおける男性と女性の違い 男性と女性がミッドライフ・クライシスをどのように経験するか、その違いを比較し、性別による特徴や対処法について掘り下げます。 ミッドライフ・クライシスにおける男性と女性の違いは、心理的・社会的・生理的な要因から生じます。共に40代から50代にかけて人生の変化に直面しますが、その影響の現れ方や対処法には性別による違いが見られます。 まず、男性のミッドライフ・クライシスは、特にキャリアや社会的な成功に対する再評価が強く現れるこ

      • ミッドライフ・クライシス⑧

        パートナーシップとミッドライフ・クライシス 夫婦関係やパートナーシップが中年の危機にどう影響を与えるか、また、二人でこの時期を乗り越えるための対策を探ります。 パートナーシップとミッドライフ・クライシスは、互いに深く関係しています。 ミッドライフ・クライシスの時期には、個人が人生や自己の再評価を行う一方で、長年のパートナーシップにも大きな変化や影響が現れることがあります。 夫婦やパートナー間の関係がこの時期の危機を乗り越えるための支えとなる一方で、逆に関係性が危機を深

        • ミッドライフ・クライシス⑦

          人生の目的の見直しと新たな挑戦 中年期における人生の目的や価値観の見直しがどのように行われるか、またそれが新たな挑戦や転機につながる可能性について述べます。 人生の目的の見直しと新たな挑戦は、ミッドライフクライシスを乗り越える上で重要なテーマです。 40代から50代に差し掛かると、多くの人はこれまでの人生の成果や目標を振り返り、今後の人生に何を求めるべきかという深い内省に向かいます。 この時期に、人生の目的や価値観を再評価し、新たな挑戦を模索することで、より充実した後

        ミッドライフ・クライシス⑩

          ミッドライフ・クライシス⑥

          キャリアの再評価と仕事の葛藤 40代に入ると、キャリアの頂点や転換期を迎えることが多いですが、この時期にキャリアを再評価する心理的プレッシャーについて述べ、仕事の意味や達成感をどう捉えるかを考察します。 キャリアの再評価と仕事の葛藤は、ミッドライフクライシスにおいて大きな影響を与える要因の一つです。 40代から50代にかけて、多くの人がこれまでのキャリアの軌跡を振り返り、仕事に対する満足感や達成感について深く内省するようになります。 この時期には、仕事における役割や将

          ミッドライフ・クライシス⑥

          ミッドライフ・クライシス⑤

          家族関係の変化とミッドライフ・クライシス 家庭内での役割の変化、特に子どもの成長や親の介護などが、ミッドライフクライシスを引き起こす要因となることを解説します。 家族関係の変化は、ミッドライフクライシスの重要な要因の一つです。40代から50代にかけて、家族内での役割や責任が大きく変わることで、心理的なプレッシャーや不安が増すことがあります。 この時期に直面する家族関係の変化は、特に子どもの成長や親の介護と深く関わっています。 まず、子どもの独立が大きな影響を与えます。

          ミッドライフ・クライシス⑤

          ミッドライフ・クライシス④

          物理的・身体的要因 ミッドライフクライシスは、心理的要因だけでなく、物理的・身体的な要因も深く関わっています。 40代から50代にかけて、体の変化が明確に現れることで、これが心理に大きな影響を与えるのです。 まず、老化の自覚が重要な要因です。この年齢になると、体力や外見の変化が明確になり、体の機能の低下を感じ始めます。視力や聴力の低下、体力の衰え、髪の毛の薄毛化や白髪などが代表的な例です。 これらの変化は、若さの喪失感や加齢への恐怖感を引き起こし、心理的な不安を助長

          ミッドライフ・クライシス④

          ミッドライフ・クライシス③

          心理的要因とライフステージ 心理学的観点からミッドライフクライシスを分析し、自己概念の変化、アイデンティティの危機など、なぜ中年期に特有の危機が生じるのかを掘り下げます。 ミッドライフクライシスは、主に心理的要因とライフステージの変化によって引き起こされる現象です。40代から50代にかけて、多くの人が自分の過去、現在、未来を深く内省する時期に入り、これが心理的な不安や葛藤を生む要因となります。 まず、アイデンティティの揺らぎが重要な心理的要因の一つです。人生の半ばに差し

          ミッドライフ・クライシス③

          ミッドライフ・クライシス②

          歴史的背景と社会的認識 ミッドライフクライシスが初めて注目された時期、研究が進められた背景を解説し、社会的な認識の変遷を振り返ります。 ミッドライフクライシスという概念は、1960年代にカナダの心理学者エリオット・ジャック(Elliott Jaques)によって提唱されました。 彼の研究は、特に芸術家や著名人が40代を過ぎた頃に経験する創造性の低下や人生に対する不安に着目したもので、「中年期の危機」として理論化されました。 彼はこの現象を、人生の終わりを意識し始めるこ

          ミッドライフ・クライシス②

          ミッドライフ・クライシス①

          40代におけるミッドライフクライシス(中年の危機)は、多くの人が直面する心理的な変化や挑戦を指します。 この現象は、主に自己の人生、キャリア、家族関係、個人的な達成感などに関して内省的になり、不安や葛藤を抱く時期を意味します。 ミッドライフクライシスは一部の人にとって大きな心理的ストレスとなることがありますが、他の人にとっては成長や自己再発見の機会にもなり得ます。 ミッドライフクライシスとは? ミッドライフクライシスとは、主に40代から50代にかけて、多くの人が経験す

          ミッドライフ・クライシス①

          見下す人の心理と対処法

          人を見下す人の心理は極端にいうと 「自分を御せない幼児のような人」 「自分の思いに病的に素直な人」 「自分を表現することが非常に苦手な人」 というイメージかなあと思います。 見下す人の心理 いろいろな情報をもとに「見下す人の心理」を拾い出すと、おおむね次のとおりです。 他人との比較によって快感を得ている 自分にはない能力を持っている人に嫉妬している 周りを下げて自己肯定感を高めようとしている 自分を過剰評価している コミュニケーション能力の欠如から

          見下す人の心理と対処法

          職場のお土産問題

          ”有給をとって旅行に出かけたらお土産は買ってこなくてはいけないの”とお考えの方も多くいるようです。 お土産選びは、必ずしも義務ではありません。しかし、職場によっては休暇から戻った際のお土産持参が習慣化しているところもあります。 私も覚えがありますが、少人数の職場だったので有休をとることは当然みんなにわかっちゃうんですが、有休中にレジャーや旅行、帰省などにいくことを口外することはなるべく控えていました。 私に限らずプライベートの話題を避けたい人や、余計な気遣いを避けたい人

          職場のお土産問題

          水平思考(ラテラルシンキング)の気づきを活かす。

          物事の考え方には大きな2つの思考方法があるという話です。 一つは垂直思考といわれるロジカルシンキング、そしてもう一つは水平思考のラテラルシンキングです。 ロジカルシンキングは「論理的な思考」のことで今までの経験や事例、根拠などを順番に積み上げて筋道を立てながら正解を導いていく方法です。 思考の各ステップが正しくつながっていることが大前提で、常識や経験から妥当だと思われる「正解」を導くロジックを掘り下げていくので垂直思考と呼ばれています。 ロジカルシンキングは正解と思わ

          水平思考(ラテラルシンキング)の気づきを活かす。

          「このまま死ぬのは惜しいです」と語った吉田松陰の最後の言葉

          激動の幕末、高杉晋作や伊藤博文といった異端児たちに大きな影響を与えた天才思想家・吉田松陰が死の直前に残された言葉です。 心半ばで死を迎えなければならない時代の理不尽さに弄ばれ、諦めとも無念の想いともとれる吉田松陰の言葉が時代を超えて心に刺さりました。 『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』(サンクチュアリ出版)より、一部を抜粋しています。 《もうすぐこの世を去るというのに、こんなにおだやかな気持ちでいられるのは、春夏秋冬、四季の移り変わりのことを考えていたからです。 春に種

          「このまま死ぬのは惜しいです」と語った吉田松陰の最後の言葉

          勘違いしがちな「傾聴」

          現在、多くの企業で職場でのコミュニケーション改善のために「1on1」が導入されています。 一般的にはその部や課の上司(マネージャー)が、普段のコミュニケーションだけではわからないことまで深掘りして、部下への理解を進めていくためのものです。 話し合う内容は大きく7つのテーマに分類できるといわれています。 プライベートの相互理解 心身の健康チェック モチベーションアップ 業務・組織課題の改善 目標設定/評価 能力開発/キャリア支援 戦略・方針の伝達 企業によっ

          勘違いしがちな「傾聴」

          人間は不合理な行動が多い生き物です

          あえて合理的な生き方といえば、自分にとっていちばん利益になるような決定だけをいかなる時も下せるべきものであるということです。 すべての選択肢の違いを見抜き、それそれが短期的、長期的にもたらす価値を正確に判断し、自分にとっていちばん利益になるものを選び、どんなジレンマに陥っても曇りや偏見のない目で状況を見極めることが出来るということです。 しかし実際の人間は実に不合理な行動を起こすことに満ちています。 不合理とは簡単に言うと「筋が通らない行動」のこと。 例えば、ダイエッ

          人間は不合理な行動が多い生き物です