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米国市況/日銀の利上げ期待の匂わせ報道って?

2024/12/12(現地日付)の米各指数

ダウ工業株30種     43914.12 -234.44
ナスダック総合           19902.84 -132.06
ナスダック100            21615.27 -148.71
S&P500(現物)          6051.25 -32.94
ラッセル2000指数          2361.08 -33.08

生産者物価指数、新規失業保険申請件数、金利の上昇懸念

生産者物価指数、被雇用者保険申請件数、金利の3つの上昇への懸念からダウとナスダックが共に下落した。スイス中銀とECBが利下げを発表し、欧州市場はまちまちの動き。

米国市場では、生産者物価指数(PPI)や新規失業保険申請件数が予想を上回り(2か月間で最大)、10年債利回りが上昇。ドル安円高が進行し、ドル円は152円台後半をうかがうも昨日と同レベルとなった。

原油はIEA(国際エネルギー機関)が来月のトランプ政権の始動を見据え、来年の原油の供給が増産になると警告し、69ドル後半まで落ち着いた。

米国市場では、アルファベット円の新型量子チップ発表やアマゾン・メタの株価上昇があったが、特に半導体株やソフトウェア株が売られ、ダウはマイナス圏に沈んだ。午後にかけて金利の一段高や景気敏感株の売りが強まり、最終的には各指数が下落して取引を終了となった。

日銀の利上げ期待の匂わせ報道って?

ついこの前まで12月の金融政策決定会合での利上げを支持するような、年末か1月には利上げ、利上げと応援団のごとく各大手メディアの匂わせ報道を多々目にしていたが急に日銀内では追加利上げを急ぐ必要はないとの認識が広がっているという報道が出てきてコロッと姿勢が変わったような印象。「お主も悪よのう」と悪代官と越後屋の会話か?。。。!

衆議院選挙の頃からの国民の経済に対しする意識の高まりを受けてか、経済や物価の不確実性が大きいため、慎重に判断する必要があるとの意見もチラホラ見える。

特に、来年の春闘での賃上げ率やトランプ新政権の経済政策の影響を見極めたいという不透明感に加え、市場環境も変化しており、円安修正やFRBの利下げモードへの転換が影響しているのかもしれない。もちろん、政治判断として、政府関係者からは、景気回復を優先する金融政策運営を求める声も強まってきていると察する。しばらくは、日銀に打つ手なしだろう。

外国為替市場の専門家は、通貨オプションの円を買う権利の需要が売りを上回って来ているのだから、このまま円安進行なら円キャリー取引の可能性が高まって来るという見方もある。すでに金融市場では利上げが来年3月とか4月以降になるとの見方が浮上。

いくつかのパターンが想定されるが、未来が分かれば誰もが大富豪になれる。エコノミストの予想が当たるなら大富豪のランキングにエコノミストの名前が並んでいるだろうなんて思いながら、お金の流れ、データはうそをつかないと未来と過去を行ったり来たりするのみ。。。

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P.S. 昨日の記事のおまけです☺

Time誌で今年の人物として選ばれたトランプ氏


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