開けた時に喜んで欲しい、美しい「菊詰め」
みなさんこんにちは、タイム缶詰です。
タイム缶詰では缶に魚介を詰める際、手作業で詰めています。
その理由はいくつかあるのですが、その中でも特にお伝えしたい「あえて手作業するこだわり」をご紹介いたします。
■缶詰を開けた時の喜びを大切に
缶詰業界で「菊詰め」とは、内臓などを取り除いた身を筒切りにし、円状になるよう缶にぐるりと詰めると、菊の花のように見える事から呼ばれています。
菊詰めは大量生産で製造する事はできません。一缶ひと缶素早く丁寧に手詰めする、タイム缶詰だからこそできる技術であり製造方法です。
■美味しさは目から
菊詰の缶詰が美しいと言われるのは、フタを開けた時の見た目だけではありません。
その美しさは「身」自体です。
皮がフタの裏側に張り付かないから、開けた時に皮と身がはがれるのを防げたり、魚の身が崩れにくいのが特徴。
また、菊詰めできるのは大ぶりのイワシやサンマでなければできません。小さな魚だとスカスカになってしまって、きれいな菊詰めにならないからです。
結果として菊詰めの缶詰は、大型で脂乗りが良い素材であることの証となっています。
このことから贈答品としても喜ばれています。
■手作業だから美味しさを余さない
今回の記事のカバー写真にも使用しましたが、菊詰めされた「イワシ缶」の写真です。今一度ご覧ください。
一見、「花びら型」の缶詰だけかと思われるかもしれませんが、真ん中にも身が詰まったものがある事にお気づきになったのではないでしょうか。
魚の形は、大ざっぱに言うと「楕円形」。頭側と尻尾側では身の大きさが違います。
また、腹の部分は内臓も取り除く為、輪切りにした時の形も変わります。
素早く個体差に合わせた作業が出来るのは、手作業だからこそ。
缶の中にギッシリと身詰める事で、身が崩れるのを防ぐ事ができます。
魚介の美味しい部位を余す事なく加工をする事も心がけています。
市販の缶詰で、菊詰めをしている缶詰かどうかはラベルに書かれていません。しかも近年だとこの製造する企業も減っています。
是非、菊詰めも楽しめる弊社の缶詰のフタを開けて貰えたら嬉しいです!
◯岩手県陸前高田市の「ふるさと納税」返礼品にタイム缶詰の商品がラインナップされています。ご興味ありましたら、下記サイトより閲覧ください!
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