ドラフト2023 大学生候補編 2-3位
さて、明日 10/12 で志望届は締め切りです。
そろそろ公言が出る時期ですが、今年は本当にいい選手が多すぎて、どこもぎりぎりまで視察を重ねるコメントが出ていますね。
私のような予想をしてる人間にとっては、時間の猶予があってうれしい限りです😂
というのはさておき、先日の「大学生1位候補の記事」に続いて、
今度は2位~3位の予想をしている選手について記載していきます!よろしくお願いいたします。
サマリーとしては以下の通り
*10/19 秋の結果を踏まえて入れ替えました。
👀なお、ええやんって思っていただいたらぜひ下記マガジンから記事をつまみ読んでいただけると幸いです。👇
[2位クラス]
1位もあるかもしれませんが、今時点で2位かなと考えている投手。
桐蔭横浜大学 古謝 樹 こじゃ たつき
#左腕 , #変則フォーム #セットポジション
🎊楽天1位🎊
ポテンシャル系変則左腕。
同じ左腕で見比べると、細野投手より制球はよい、武内投手よりかは球の切れが良い、フォームに癖がある。という位置づけの投手。それぞれすみわけができていますね。そして彼は、最近1位報道を聞くことが多くなってきましたね😊
Maxは153キロで、セットポジションの時の構えも一風変わっていますし、投げる時も腕を体の横につける系のいわゆる出所が見にくい系のフォーム。
平塚の合宿やU18の試合も見たのですが、リリーフであれば 150 とか平気で投げてきますし、フォームが変わっているから球質もなんかちょっと一風変わって見えます。青学の西川選手をストレートでバットをへし折ったりしていました。(その後ホームランを打たれましたが。。)
やはり球が見づらかったり球質が想像しにくい感じと見受けます。
※下記は6月の代表合宿の一幕。3年の西川選手やばい。
成績について:
レビューしてきましょう。彼は 神奈川大学野球連盟 というリーグに所属して以下の成績を残しています。
やはり三振は奪えていますが、東都の連中と比べるとやや物足りず、加えて
完成度も高投手や武内投手らまでとは至らないでしょうか。
大学代表には、古謝投手も選ばれましたが、武内投手がどんどん試合を任されていたのに対し、古謝投手は限定的でした。その意味でも完成度自体は武内投手が高く、古謝投手はプロに入ってからはまだ時間は多少かかるものかなと見ています。
ただ上で懸念を示した制球も決して壊滅的ではないですから、この面白い球を投げる伸びしろをどう評価する次第で順位は変わってくると思いますね。ポテンシャル系左腕なので、今年の豊作市場で1位の枠を使うのは結構な博打です。左腕をある程度育てられるチームなら、1位でもいいかもしれないですが、そうでなければやはり前回までにあげた1位候補の投手たちをとってきたい球団が多いのではないかと見ます。ただ2巡目までには消えそうなほど、持っているものは優秀な投手であるのは間違いないです。
大阪商業大学 上田 大河 うえだ たいが
#2年連続大学代表 , #ノーヒットノーラン達成済み
🎊西武2位🎊
非常に完成度が高いピッチャーです。例年なら間違いなく1位なんですが、今年の東都連中と比較してしまうと、どうしてもここに置かざるを得ませんでした。
完成度の高さは、去年の3年時から大学代表に入るなど早くから台頭していたことからもわかります。後述する安定した成績を残し続け、どの試合でも簡単にゲームを作ってきます。この秋はとうとうノーノーまで達成してしまいました。
成績:
通算で 180 イニング、143奪三振、防御率 1.65
三振率は 7.15 とやや控えめなものの、四死球率も 2.20 とかなりの完成度
投球:
常時140後半で、まっすぐでも変化球でも簡単にストライクを取って試合を作れる。ただこの人も、MAX 154キロらしいものの、実際の試合では150キロもほとんど見ないような感じで、平均球速はあまり高くないかもしれません。
何か一つ変化球でも球速でもぐっとくるものが欲しい、というところです。しかし完成度が高い故、プロのコーチも下手にいじれない感じはやや懸念。体格もいいので、メカニクスを改善するなどすればまだストレートは伸ばせそうな気はしていますし、成功すればこの完成度ならすぐに二桁勝ちそうなので、プロでの成長に本当に期待したいですね。1位も全然不思議じゃないなあ。
青山学院大学 中島 大輔 なかしま だいすけ
🎊楽天6位🎊
個人的に好きな選手
足・守備型の外野手。大学代表でもセンター、青学でももちろん不動のセンターです。4年時は盗塁も多く、春は5盗塁、秋は 8 盗塁しています😲。ホームランも通算で4本とパンチもある。
打撃はプロで即出てくるまでにはいかないと思いますが、それでも4年時には東都1部のあのスーパー投手たち相手に3割打ってます。(まあ肝心の青学の連中を打ってないんですけどね。)
また代表でキャプテンを務め、中島のキャプテンシーはすごいといわれる選手。この人もプレー面以外でチームにもたらす影響はスカウト側も間違いなくプラス点つけてるはずで、育成では絶対取れない選手。中位候補は失礼かもしれない。
特に今年は亜細亜の天井選手も志望届見送ったこともあって、大卒外野手が候補が少なく、中位程度まで高騰してくる可能性まであります。初年度からそこそこ動ける外野が欲しいとなったときに上の方に来ますから、順位も2-3位でも全然あり得るのではと見ています。
九州共立大学 木村 仁 きむら じん
推し!!
この人は平塚の代表合宿で見て以来、個人的に超大好きなピッチャー😄
ストレートも150前後 (MAX153) で、変化球が好み。スライダーもシンカー?(ツーシーム?)も曲がりが非常に大きく、引き出しの大きい投手。
下級生時に華々しくデビューしましたが、しばらく故障もあって出てこれず、この春に再度出てきました。そして1試合18奪三振のショーを披露し奪三振能力の高さを見せつける。リーグのレベルの問題もありましょうが、それにしても現代野球で18個も三振がまぐれで取れるか?(いや、ない)
四球率の数字こそ見つかりませんでしたが、現地で見た限りではコントロールも悪くなく、プロでも全然やれる投手。個人的には中位か下手すれば36人に入ってもおかしくはない投手。ただ最大にして最高の懸念はやはり怪我。秋も情報が少ないリーグですがあまり投げている記事を見ません。ドラフトでどうなるかはやや未知数だが、実力的にこの位置を予想。
東日本国際大学 大山 凌 おおやま りょう
🎊SB6位🎊
MAX153キロ、変化球も多彩な投手。
この人もリーグのレベルあまり高くはないながらも、超無双。
どうやら4年通産で 0.48 っぽいです。マジかよ🤯。与四球も 1.82、奪三振率も10を超えます。ここまでくるとグロい。
全国の登板機会も多数あって、さすがに奪三振率、与四球ともに大きく悪化していますが、防御率で見ると25イニングで 2.52 と及第点以上。最速はどの試合も150は出ています。こう考えると東都Big6より1枚劣るぐらいなので、ここまで実績も持っていると、地方大学とはいえ2位ぐらいもあり得そうです。
慶應義塾大学 廣瀨 隆太 ひろせ りゅうた
#パワー系 #六大学最多本塁打あるか
🎊SB3位🎊
六大学通算19本(残り2節残す)
今年の大卒長距離系スラッガーカテゴリーで1位と思われる人。
他のスラッガー候補がファースト専ばかりの中、彼はセカンドやサードもこなせますし、足もそれなりに速いです。代表合宿では50メートル6.42秒で、上田選手と同程度と及第点。
ただ、この人はプロでの成功の予想が非常に難しいですね。私は1位 or 2位予想に入れています。理由は非常に単純で、六大学のホームラン数、そしてパワー。これがすごい。色々言われますが、19本塁打は伊達じゃないです。そして1塁以外も守れる使い勝手。大学代表でもアメリカ相手にそこそこ打てるところは示しました。これらを加味しました。球団のニーズによっては1-2位は絶対に野手で行くと決めているチームもあると思いますので、野手で上から並べたときには必ず上に来ます。上位はあると見ます。
選手としては、スイングはかなり独特な感じを見受けます。ボールを上から叩き割るようなスイングをします。ミートポイントがボールにうまくバットが入った時は、間違いなくスタンドに持って行く力があります。ただ、スイング軌道的になかなかジャストでボールに入らないし、ゴロやフライになるさまがよく見られますね。この点はどうしても懸念として残る。
今シーズンこそ3割近い打率残していますが、3年時以降は本塁打こそ打てど打率は低迷というシーズンが見られます。例えば4年春は .192 で本塁打5本という極端な成績でした。2年時はちゃんと打率と両立できてたのですが。。🤔
そんなシーズンも多かったので、本塁打は多いものの、通算打率は .267、OPSは930、BB/K は 0.7 です。この点は守備や足にメリットのないスラッガーとして評価するならやや物足りないと言わざるを得ないと思いますが、、、この点をスカウトがどう評価しているかが読めません。
六大学通算本塁打問題:(ちょっと話がそれます)
なお、順位を予想するうえでは、似たような六大学の選手をアンカーにして考えていみましたが、やっぱり明確な根拠を持って回答できません。
例えば去年の秋、西武ドラフト一位だった蛭間選手も、秋の成績は極めて悪かったですし、失礼ながら東大専(東京大学との対戦成績が良く、他で打てないこと)などと言われましたが結局1位でした。
彼は通算は廣瀬選手と似た成績でしたが、肩や足という武器があったために上位評価されたと見ます。
ではもう少しさかのぼります。慶応の岩見選手は、4年時に2シーズンで12本塁打、通算21本も打ってドラフト2位でした(結局はプロでは大成せず)。打数はたったの178しかなく、廣瀬選手の60%ぐらいです。相当な本塁打率ですが、おそらくファースト専が嫌気されたでしょうか。
そして谷田選手は通算15本と廣瀬選手よりやや少なく、その他のスタッツもやや劣るかぐらいの成績でしたが、指名すらされずでした。彼もいわゆる東大戦と言われた選手でした。ENEOSや独立でも大きな成績は残せませんでした。
もう少し前だと、通算14本に、小野田選手(指名なし・東京ガス)、横尾選手(ドラフト6位)がいます。その他、通算本塁打ランキングをボケーっと眺めていると、昔の選手が多く、15本以上打っている選手は順当に上位が多いです。なお例外が80年代に立教の選手で15本以上打った選手が3人いますが、2人指名漏れ、1人がドラ6でした。。プロ側は単純に本数だけを見てないことがよくわかります。
これら過去の結果を考えると、通算が多くてよく見えても、内野を守れるとか、足が速いとかの付加価値がないと、いくら六大学の選手とは言え上位指名は難しいことが予想されます。
さて、戻ります。廣瀬選手においては足や守備に大きなメリットはないものの、19本打つパワーは魅力。そしてファースト専ではないことを加味すると、2位-3位ぐらいかなと思います。麟太郎選手が海外を決めたことで、野手を確保したいチームはもしかしたら1位もあるのかもわかりません。他方で過去の傾向より足や守備にメリットがないと判断された場合、3位前後というのも全然あるのかもしれません。打撃がNPBに至ってないと判断になると指名漏れということも薄いでしょうが否定自体はできなさそうです。
専修大学 西舘 昂汰 にしだて こうた
2部ながら、専修で奮闘し腕を振り続けドラフト上位候補になりあがった 152キロ右腕。
この人を春に見たときは本当に良かったです。春は1節目以外、ほとんどフォアボールを出さず、非常に安定した投球を見せました。球も速く、変化球もスライダーやツーシーム系?の球を外にうまく集めて快投を見せました。防御率は細野投手 (0.82) に次ぐ 2 位(1.01)でした
彼は手足が長く188センチあります。フォームもキレイで、岸投手を思わせるようなスラっとした非常にしなやかフォームに見えました。筋肉を鍛えて投げ方を覚えれば、平均球速もまだまだ上がってくるんじゃないか、みたいな期待もできます。実際にスカウトコメントなどを見ても伸びしろに期待を上げる声もたくさん見ます。
投球成績も、3年時以降どんどん伸びてきています。東都2部ですが、通算の防御率は 1.71です。きれいなフォームと、成長曲線が今も右上がりなことは高く評価される傾向にあると思います。私は2-3位までに消える投手だと思っています。
ただ、残念ながらこの秋に関しては、登板のたびに若干ムラが大きいのが気がかりです。ダメなときは試合の序盤であっさり降板した試合が結構ありました。期待値が高すぎただけではあるのですが、おそらくこの点はプロ側もやや順列を下げる要因にはなったとは思います。
そして再度成績に着目します。
2部での通算成績は、実は1部の6人衆と比較してやや劣るところ懸念されます。実は 2部で防御率 1.71 で、 三振率は 6.47、与四球率も 3.20 で意外と抜きんでたものは感じません。
伸びしろ期待をこみで考えても、1部の連中を差し置いて1位で指名されるだけの理由があるかって言われると、ちょっと厳しい。
ただ、「菊池が1位なら西舘も1位やろ!」ってコメントをどこかで見たことがあるのですが、それは私も同意です。今年は相場が強すぎたw
※なお、飛ばしだとは思いますが、広島がリストアップとありました。人気のど真ん中の選手を指名せず、一から生え抜きを育てる広島らしいピックアップで、もしかしたら1本釣りはあるかもと思った次第でしたw
→広島は常廣投手となりました。
[上位~3位クラス]
1位はなさそうだが、2位~3位ぐらいの指名はあるのではないかという選手たち。
山梨学院大学 宮崎 一樹 みやざき かずき
#超アスリート系
🎊日ハム1位🎊
アスリート系の身体能力が高い外野手。
高校時代は控えながら大学でぐいっと伸びてドラフト候補まで来ました。
成績:
関甲信1部では215打数81安打の.377、OPSにしてなんと1.153 もあります。
通算の本塁打は6本ですが、そのうち5本は3年生の秋に記録したもの。
今年は警戒され過ぎて1本しか打てませんでしたが、大学に入って急激に長打力を伸ばしてきました。
通算の盗塁は40個、50メートル走は 5.91 と、明治の飯森選手(3年生です😲)と同じく首位でした。足も非常に速いアスリート型です。今シーズンもランキング2位の9盗塁を見せました。なお1位は同じく山梨学院高校出身の松本大学の石神選手です🤤
打撃の精度という意味では三振も多くはなく、BB/K は 1.18 と1を超えて優秀です。相当身体能力がありますから、プロで20本ぐらい打てて走れるような外野手になってほしいですね。
懸念はU18との壮行試合で、前田投手からチェンジアップをあっさりと三振していたこと。確かに前田投手のそれは高校生離れした素晴らしいものですが、正直打席でもあまりミートするイメージがわかずな感じでした。関甲信もレベルの高いチームは複数ありますが、プロ級の投手と対戦する経験はほかのリーグよりは多くはつめなかったかもしれません。なのでプロの球にアジャストするのにはある程度時間はかかるかもしれません。
ですが、上記のような身体能力の高さ。まるでヤクルトの塩見選手を彷彿とさせますし、彼のような選手に育ってくれることを願ってやみません。
*ちょっとエピソード*
なお、彼は高校で硬式はやめる予定だったようです。中央大の準硬式の試験を受けに行ったそうですが残念ながら落ちてしまったようです。これが逆に、ドラフト候補を生み出すきっかけとなりました。人生どうなるか本当にわかりませんね
仙台大学 辻本 倫太郎 つじもと りんたろう
守備は動きが良く、小柄ですがパンチ力それなりにある打撃を見せます。
足もなかなかに早いほうで、大学代表の時に計測した50メートルは、内野手の中では2番目に早い 6.10 (1位は5.95の松浦選手)でした。
守備は評価する目がないため外部に頼りますが、評判としては非常にうまいと言われます。この器用さなら外野含めてプロでも比較的早い段階からどこでも守られそうなところは使い勝手が良いでしょう。
3年時から野手で大学代表に選ばれるなど、その野球選手としての完成度は素晴らしいものがあると見受けます。
ただ、やはりプロでスタメンに据え続けるなら、打撃にはもう少しインパクトはほしいところなのかもしれません。この点、大学のリーグ戦成績から少し見てみましょう。
打率は .273 で、 OPSは .853、BB/K は 1.59 となっています。
所属が仙台六大学野球という、東北福祉大らとしのぎを削るリーグですが、決して平均した投手のレベルは高いというほどでもないので、もう少し打ててほしいかなあとは思います。
使い勝手は本当に良さそうなので、指名は高い順位で来ると思いますが、現状、スタメンで使うには打撃面で物足りなさそうな懸念は見せております。いわゆるユーティリティど真ん中に来そうな感じでして、、そうなると指名は上の方には行きにくいため、おそらく3位、高くて2位かなあと推測しています。小柄でも昔の巨人仁志選手のような強烈なパンチ力があれば1位2位も見えてきますが、現状そこまではいかないかなということで、3-4位が70%、5-7位が30%ぐらいで見ています。
星槎道都大学 滝田 一希 たきた かずき
Max 153キロ。北海道の小さな公立高校の出身で、星槎道都大に拾ってもらったところ、伸び続けた素材型左腕。3年秋から台頭して高い奪三振率を誇る。
成績:
ベンチ入りは1年秋からでしたが、台頭したのは3年秋で通算の成績は
防御率 1.69、奪三振率は 11.95 と高いが、四死球率も 6.19
とかなりの素材型😇
リーグも決して強いというところではないため、やや差し引いて考える必要がありますが、四死球率が相当高いことは懸念と言えます。
投球を見た感じ:
6月選手権でドームに行きました。ストレートは最速147でしたが威力があり(ガンが明らかにおかしかった)チェンジアップはブレーキが利いていて曲がりも良い感じでした。これは噂通り。
ただ投げること以外はまだまだ勉強が必要かと思いました。6回に大量点を失いましたが、バント処理やベースカバーなど基本プレーに何度か失敗してそこを糸口に点を取られました。
この点はプロならみっちりやる時間はありますが、勉強することが多いというのは即戦力評価がしづらいなと思いました。
指名関連の情報:
予想自体は難しいですね。
春のリーグ戦の段階では、日ハムのスカウトが上位クラスの評価をしていると報道はありました。ただ 6月の選手権ではアピールしきれず、スカウト評価もあまり盛り上がりは見せていません。
また秋もやや体を痛めていて、万全ではないようです。制球の未完成さも相まってやや敬遠される可能性はあるとみています。加えて四死球率の高さを嫌うチームも少なくないことが予想され、差し引きで下位や育成も全然あるとは見ています。
しかし投げる球に光るものがあり左腕という特徴もあります。成長してくれれば成績は残せそうで、その点はお買い得かなとは思いますので、3位予想に思い切ってしてみました。素材を見れば2位とかも全然あると思います!
上武大学 進藤 勇也 しんとう ゆうや
#総合力のある捕手
🎊ハム2位🎊
春前ぐらいの段階では、ほぼ1位-2位予想が多数出回っていました。
下級生の頃から代表合宿に加わり、辻本選手や上田投手らと同様3年生から代表に入り、捕手として高い水準の実力を持っています。今年の代表でもスタメンとして試合に出続けたのはこの人です。
それも納得の下記の成績を残しています。キャッチャーでここまで打てれば上位は間違いないでしょうというもの。
成績:
通算 .301、本塁打 8 本、OPSは1000を超え、BB/K = 1.7
特に2-3年生の成績は圧巻で本当に1位予想も納得の成績でした。
2年春は3本塁打、3年秋は33打数で4本塁打を放ちました。
これで強肩の捕手なのですから、1位だろうなという予想でした。
東芝に行った小山選手というこれもプロ注目の選手を押しのけて下級生時から捕手で出ていて、打撃力、捕手能力とも非常に高いものを持っている選手ですね。大所帯の上武大で主将も務めてキャプテンシーにも定評があります。捕手としては非常に大事な能力です。
また、先日の白鴎大学との試合も観戦してきたのですが、セカンドスローはイニング間のものですが 1.75~1.88 秒ぐらいで安定しています。力いっぱい投げるというより、小さいモーションで低く投げるような感じになっていました。捕手能力も評判が非常に高い選手です。
しかし懸念は今年に入っての打撃です。
上記の成績から、ドラフト界隈では打てるって言う触れ込みが確立されていたのですけど、私自身は打ったのをほとんど見たことないですね。。。実際4年時は打率も2割ぐらいですし、代表でも1割切ってました。ここまで打てないとなると、いくら捕手能力が高くても3位より上は厳しいかもと見ています。阪神が2位で取るかもなぁ~とは思いますが。。
3年生までのフォルムで打てる捕手だったら、1位も見えてきましたが、よほど捕手に補強ポイントをおくチームでないと1位で選ぶ理由がないかとは見ています。4年時に成績を落とすとドラフトも下に回りやすく、過去の実績を加味しても2-3位ぐらいになるのかなという見方に落ち着いています。
ただ本当に評判のいい捕手ですし、最近話題になった捕手は、、、松川選手か松尾選手、その前は森選手ぐらいしかいませんし、そろそろスター捕手の登場が見たい頃です。
※捕手ってやること多いせいで現代野球ではあまりとびぬけられないのですが、本当に今はスター捕手がいませんね。。進藤捕手に次の世代のスター捕手になることを期待をしています。
最近作った簡単なショート
大阪商業大学 高 太一 たか たいち
この投手は大学選手権で少し見たという程度です。
まっすぐは今年の市場を鑑みると特段早いというわけではないですが、全体的に完成はしている感じがあります。武内選手のところでも記載した通り、左で制球が安定した投手は希少価値が高いです。
安定性を見るためにリーグ戦の通算成績をのぞいてみましょう。
95イニングのみですが、防御率 1.42、奪三振は 8.05個、フォアボールは 2.27 個と K/BB の数字がよい選手です。四死球が少ないのはやはり正義ですね。
確かに細野投手や古謝投手と比べるととびぬけた特徴がなくて少し物足りなさを感じるのは事実です。武内投手と比べてもMax が2キロ速く、超ハイレベルの東都で多くのイニングを投げて同じぐらいの成績をたたき出す武内選手を優先したくなる気持ちはあります。
さらにスピードだけなら東松投手も18歳にして同じぐらい投げてきます(完成度はむろん比較するまでもないですが。。)
このように左腕カテゴリーがややだぶつく中で、それでも制球力が良いという特徴は希少価値があるととらえています。私はよってこの人を2位候補と据えています。
*あとがき:秋の成績がかなり下降してしまったので(防御率5点近く)、これ以降の記事では中位〜下位級に訂正しています。四死球が少なめなのは事実なので、順位自体は悪くないはずだが。。。
以上、1位候補と込みで19名が今年上位で指名があると思っている選手たちです。長くなってすみませんでした。
いやぁ~どの人も例年なら1位だろうと思うような選手ばっかりですね本当に楽しみです😊