共通テスト、みすみす140点を失う5分前
私がセンター試験、
昔の共通テストを受けたのは、
現役の2015年度と
浪人の2016年度である。
点数はいまだに覚えている。
900点満点で
819点と849点だった。
東大合格には9割、
900点中810点が必要と言われるが、
(なぜ僕が現役で合格できなかったかは、
また書こうと思う。)
つまり許される失点は90点なのだ。
国語の選択肢を一つ
間違えるだけで8点失うんだから、
大変シビアな戦いなのだ。
僕は現役の時から
センター試験の過去問は
20年分ぐらい解いていて、
浪人した時は予想問題なども含めて
30年分ぐらい解いたと思う。
この過去問練習のとき、
「本番と同じようにマークシートを
塗りつぶしなさい」と、
誰かからアドバイスを言われたことがある。
きちんと塗りつぶせて
初めて得点になるということだ。
それでも僕は、現役、浪人の時含めて
模試でも1回目のセンターでも
マークミスをしたことがなかった。
だから、過去問演習は
問題を解いて終わりにしていた。
嫌な予感がするでしょう。笑
2回目のセンター入試、
それは英語の時間だった。
私は英語はいつも解き終わってから
10分ぐらい時間が余っていた。
それが、本番だとなぜか
いつもより時間がかかる。
長文読み終わるかな、
少し焦りはじめた。
それでもなんとか、
最後の長文問題にさしかかり、
残り20分弱。
なんとか解き終わりそうだぞ。
最後の選択肢問題、45番目、
(番号は適当)
これだな!
問題用紙に丸をつける。
一息つく。
45番目に塗ろうとする。
あれ、45番もう塗ってあるぞ。
でも、どうして、
僕は今45番目を解いたのに、
もう塗ってあるんだ??
頭が一瞬真っ白になった。
時間を見る、
残り5分を切っていた。
何が起こってるんだ!?
急いでマークシートに目を凝らす。
その間、30秒!
「あれ、15番目、塗ってなくない?」
そう、私は15番目を飛ばして、
16番目から塗ってしまっていたのだ。
やばい!!!
いそいで、16番目から下を
全部消す!!
えんぴつの黒鉛が
シートの上に残る!
ただ気にしている暇はない、
もう一回15番目から塗り直し始める!
時間よ〜、私を待ってくれ〜!
ぐるぐるっ!
ぐるぐるっ!
マークシートを塗り直す。
なんとか塗り終わったとき、
試験終了の1分前だった気がする。
私は危うくみすみす140点を
失うところだったのだ。
東大の夢なんて一瞬で吹き飛んでしまう、
そんなミスが本番に限って起こる。
だから、もし高校生の皆さん、
このnoteを読んだら、かならず
最後の問題の番号と、
マークシートの番号が合っているか、
確認してね!
おしまい。