カルカソンヌに経営を学ぶ【ボードゲームアカデミー開校します】#3
Title Photo by Roger W.
カルカソンヌというボードゲームを
皆さん知っているだろうか。
街や道の絵がかかれたタイルを
隣同士が成立するように
置いていくボードゲームだ。
そして、建設中の街や道に
人型人形ミープルくんを置いて、
完成したら回収、得点が入るというものだ。
このゲームを買ったのは3年前ぐらいだが
たくさんやるようになったのはこの半年ぐらいだ。
カルカソンヌの楽しさは20回くらいすると
初めて分かる。こういうゲームは
噛めば噛むほど美味しいするめに例えて
するめゲーとか高リプレイ性がある
なんて言われている。
このカルカソンヌ、
何がそんなに僕にヒットしているかというと、
経営に似ているということだ。
まず、リソース管理。
限られた人員とタイルで
点を回収していかなければいけない。
積極的に置いていかないと特典は稼げないが、
ミープルくんを全員置いてしまうと、
いざというチャンスに
何も置けなくなってしまう。
そして、リスク管理。
小さい街はローリスクで回収できるが、
ローリターンでもある。
大きな街はハイリターンだけど
回収できない可能性もあるハイリスクだ。
また人の回転率も小さい街だと高いけど、
大きい街だと低くなる。
次に相場観。このゲーム、
草原に置くこともできるのだが、
草原に置くと隣接する街の分だけ
最後に得点が入る。
同じ草原には一つしか置けないので
(後から繋げることはできるが)
大きくなりそうな草原をめざとく見つけて
誰よりも先に置く必要がある。
また、競合対策や事業提携もある。
上級になってくると、
相手が街を作りにくいように
配置する工夫が必要になってくる。
モート(砦)を築けをリアルにやっていく。
3人以上でやる場合は、
他の人と街や道をつくれば
大きな点が他の人の力を
借りながら作ることができる。
この他力をうまく受けることが
できるかが勝利の鍵になってくる。
最後に創造力。
不利になっても
一発逆転を狙えるチャンスは
終盤にもある。
まだ残っているタイルや
最後につながりそうな草原に目を配り、
思考を凝らした一手を打つ。
長々となってしまったが、
リソース管理、リスク管理、相場観、競合、協業、創造力などなど
やればやるほど
現実世界への気づきがある、
それが、カルカソンヌだ。
だけれど、ただシンプルに
街ができていくのは
シムシティ感があって見ていて楽しいし
初心者でも楽しめるはず。
興味ある方、ぜひ一緒に
オンラインでやりましょう!
あとがき
ボードゲームを活用した
小中学生向けオンライン教育事業を
はじめます。トライアルで
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興味のある方や親御さんは
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