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開発品のTDSについて

開発に着手してある程度形になったら、顧客にも評価して貰うというフェーズに入ると思うが、その際にTDS(テクニカルデータシート)もセットにするという意識を持たなければいけない。

客先の声を聞く為にサンプルを出すことは大切だが、どういう製品を評価してもらうのか、まとまっている資料(≒TDS)も併せて提出しないと客先も「???」となってしまう。

勿論、顧客からの要望を満たす様な製品を作っているので顧客もどういうサンプルが届くのか分かってはいると思うが、開発途中段階やプロトタイプである以上、「現時点では、弊社で測定したところ結果は◯◯でした」という報告が無いなんてことはあり得ない。

そうでないと、顧客の評価結果との相関も取れないからだ。

ただ、現状サンプル提出に意識が行き過ぎて、TDSが疎かになっている現実がある。
それは、サンプル要求の希望納期に間に合わせる為に、材料調達や設備使用申請、試作工数の確保をしていざ試作→提出出来るレベルか評価→梱包等、、、想像以上の体力を要するからだ。

自分も開発部隊にいたので、技術の言い分も分かる。
“仮のスペックで資料を作成したのに、保証値と認識されてしまった”
代表例としては上記が挙げられる。
資料に「保証値ではない」と書いてあれば良いと思いがちだが、顧客によってはそうはいかずフロントエンド(営業)が押し切られてしまうパターンがあるのも事実だ。
こういったトラウマ(?)から、いつの間にか疎かになり次世代の人たちへも受け継がれなくなっていく。

こういった意識のすれ違いを解消しつつ、
兎に角、サンプル&TDSは基本的にセットだという考えを、フロントエンドとバックエンド共通で持つことが大切!

その上で、その認識が当たり前になる為の仕組みが必要であれば、以下が良いと思われる。
これから実践していくので、ルールの落とし込みとその結果を後々報告出来ればと思う。

①TDSに載せるデータを関係部署で共有する
②サンプルTDSのフォーマットを決めてしまう

他にも良い案があれば教えて下さい。。。

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