経済(マクロ)と経営(ミクロ)の相関性について
さぁ皆さん!お久しぶりです。今回は経済と経営についてお話をしていきます。経済と経営は密接な関係にあり、経済の動きによって経営も変わってくることが今回の学びで分かりましたので、共有させて頂きます。
★マクロ(経済)とミクロ(経営)の相関性
マクロとミクロについてお話すると、マクロは巨大なもの、ミクロは巨大なものの中にある小さなものと思って頂ければわかりやすいかと思います。なので、今回はマクロ(経済)の中にミクロ(経営)が存在しているということになります。
★バブル崩壊後の日本経済
結論:①バブル崩壊後にデフレ状態が続いている
②1995年〜20年間日本のGDP成長率は主要最下位
③デフレの原因は政府の経済運営の誤りから始まっている→変なタイミングで消費税を上げた。株価は上がったが給与は上がらなかった
★インフレ、デフレについてお話をさせて頂きます。
皆さんはインフレ、デフレについて説明は出来ますか?
僕自身も中々出来なかったのですが、しっかり説明させて頂きますね。
★インフレ
「買って」という人よりも、「買いたい」という人の方が多いので、高い値段でも何でも売れますよね。例えば最近で言うとマスクがメルカリなどで高値として売られてましたね。
★デフレ
これはインフレと逆で、「買いたい」という人よりも、「買って」という方が多い状態であり、価格を下げたりなどをしているのです。最近で言うと、飲食店もいかにお客様も呼び込むかで、値段を下げたり、色々な工夫をしてますよね。
例えば、「うまい棒10円」は今現在も変わりませんが、デフレやインフレになっただけで、値段が変わり、円の価値も上がったり下がったりするのです。そうなると、デフレで物が売れない、規模や働く時間を縮小されるんです。
★インフレ物価高 =円安 お金の価値が下がる
元々10円だったものが15円になり、10円で1本も買えなくなってしまった。つまりお金の価値は下がっているのです。
★デフレ物価安 =円高 お金の価値が上がる
デフレにより10円が5円になったことで、10円で2本も買えるようになった。つまりお金の価値は上がってるのです。
★デフレ=不景気? インフレ=好景気?
デフレになっているということは不景気になってるのは正解です。しかしインフレになったからといって好景気になるかと言うとそうではありません。
まずはデフレが続くと下図のようになります。
デフレが起きるとデフレスパイラルが起きてしまいます。このような事が起きないようにするのが、政治家の努めではあるが、政治の経済運営の誤りによってデフレは起きているのです。内容としては、変なタイミングで消費税を上げた、株価が上がっても給与は上がらなかったのです。
★インフレには種類があります。
インフレにはBADインフレとGOODインフレに分かれるのです。なので、一概にもインフレになったからといって好景気と言えないのです。
★日本の金融政策
デフレ時に国が行った金融政策をご存知でしょうか?
◆1つ目にETFを国が買った
ETFとは?ETFはExchange Traded Fund の略で、日本語では(上場投資信託)といいます。ETFは投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できる、株式と投資信託の特徴を併せ持った金融商品です。簡単に言うと日本の上場企業選抜の会社の株を国が買うことです。
簡単に言えば上場企業の株を買いそれを着火剤として経済を上向きにしインフレ化したいと言う事です。『量的・質的金融緩和』と言われる物です。
★金融政策の効果はあったのか?
・株価が上がって給与は上がったの?
→30年、給料は上がっていないんです。
・消費税を上げるタイミングは適正?
→大きなミスとして消費税を変なタイミングで上げてしまった事も原因なのです。
★ETF買いを何故したのか?
ETF買いをすることにより、経済の活性化を狙い、ヘリコプターマネー(国民に数回お金を支給)したが効果はなかった。
★なぜ効果が薄かったのか分かりますか?
景気は人の気によって変わり、国民は不安になり、貯蓄に逃げたのです。未来があれば国民は希望が見えるので投資をします。
日本のタンス貯金も30兆〜80兆もあると言われてます。
昭和時代からずっとこの流れが続いているので、僕ら世代でも貯金の風潮が今でも抜けません。銀行に預けていてもお金は増えませんので、投資をすることをおすすめします。
★デフレーションについて
デフレーションとは物価が下がってお金の価値が上がっていきます。
例:コーヒー1杯500円が
デフレにより300円になる。
お金の価値はコーヒー1杯500円でしか買えなかったのが、
コーヒー1杯300円で買えるようになった
◆デフレ中に大きい買い物(借金)をする時のお話をします。
皆さんは大きな買い物をするとき、銀行にお金を借りますよね?お金を借りる時に絶対についてくるのが利息です。この利息がデフレの状態だと高いと感じます。そうなると国民は「早く借金を返したい」「お金を借りたくない」という感覚になり、大きな消費がされにくい状態になってしまうのです。
そうなると下図のようになります。
大きな市場で供給(銀行)が需要に比べて多い為、金利を引き下げをする事になります。こうして『デフレ』になる訳です。
★デフレのおさらい
Q.政府はETF購入をなぜするのか?
A.株価を上げてインフレ化を狙った。
Q.ヘリコプターマネーの狙いは?
A.国民に経済活動を活発化させるために討った施策。
Q.デフレになるとお金の価値は?
A.上がる
Q.デフレになると国民は銀行からお金を借りる?
A.借りない
★インフレーションについて
■GOODインフレ
■BADインフレ
BADインフレにも種類があります。
・投資、需要以外で物価が上がる。
・国内で賄えるBADインフレ
・過度な需要が発生する。
上記を1つずつ説明してまいります。
●投資/需要以外で物価が上がる
まとめると、個人の収入は変わらず、原油価格高騰や害虫・天災の被害の影響で様々な物が高騰してしまう事を指してます。
消費したいけど消費できない状況=悪いインフレ(デフレ直行インフレ)
●国内で賄えないインフレ
国内で需要が賄える物があるならデフレ直行にはなりません。しかし、石油などの海外に頼っている物の価格が上がるとデフレ直行になるということです。
●過度な需要が発生する
BADインフレ=過剰な需要が発生すること。
上記のように過剰な需要が発生してしまうと、バブル期の二の舞でデフレになってしまい、バブル崩壊となります。
●インフレまとめ
・GOODインフレは給与が上がり物価も上がる
・BADインフレは給与が上がららずに、物価が上がる
・過度なインフレはすぐにデフレになる
・国内で賄えるBADインフレは良いインフレ?→良いインフレ
次に余談ですが、
★長期保有を前提に考えた投資をしましょう。
景気が良い時に投資はせずに、景気が悪い時に投資をする
※もちろん、人と逆をいく考え方で投資をすするのもありですね。
アメリカでの事例を見てみましょう。
ITバブル崩壊後 同時多発テロ
→FRBの低金利対策=景気活性化に繋がりました。
不動産業界で急速なインフレ
サブプライムローンが始まる→高金利・低リスク
サブプライムローン=貸してはいけない人へ高金利で貸すことを
投資家はファンドより買わせて欲しいとなる
→国民は高すぎで買えないかつ不動産市場の過剰なインフレとなる
→住宅価格が下がり世界的株安に→株 下 債権 下へとなる。
★経済と経営の相関性②
■マイルストーンの把握
マイルストーンとは・・・ビジネスにおいてプロジェクトを完遂するために重要な中間目標地点のことを指します。
■経営の方法
自分のゴールを設定しそこから逆算して考える。
自分の予想した経済(市場)の変化に対応できるように、マイルストーンを設置して経営していく事が重要。
■例 東南アジアでの起業
オンライン広告がマス(TV・新聞・雑誌・ラジオ)広告を抜きました。東南アジアでオンライン広告会社起業はありか?なしか?
結論:まだ早いので、辞めたほうがいいです。
理由としては、下図をご確認下さい。
オフライン広告市場からオンライン広告市場までに行くには、調査・普及・整備と長期的な段階がある為です。まだ東南アジアのほとんどが、クレジットカードの普及すらもされておりません。
■例② 少子高齢化
少子高齢化という経済衰退の現実があり、活性化すると思われるビジネスはなんだと思いますか?
結論:少子高齢化の経済影響を受け、
労働人口不足→海外学校
孤独死等→遺品整理等がビジネスチャンス
■経済をしっかり見ればビジネスも見えてくるのです。
経済が低下している起こっている状態です。消費者心理は4つに別けられます。
・ギャンブル消費しない=サブスクリプションが良い
・購入前の確信の獲得
・安売り市場からの抜け出し施策=YouTube等で途中まで見せる
・商品を売るのではなく、体験を売ろう。値段を上げるためにサービスを良くする
★まとめ
いかがでしたでしょうか?経済と経営は非常に密接した関係にあったんですね。適当にサービス設計をするのではなく、経済状況を把握した中でサービスを作っていくと、良いサービスが生まれてくることでしょう。
皆さんも是非参考にしてみて下さいね!