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処暑〜秋の気配を感じますか?

処暑
24節季の一つ。8月23日頃。
暑さの厳しい峠を越した頃。朝夕には初秋の涼しい空気を感じる頃。

72候でいうと、
綿柎開(わたのはなしべひらく) 綿を包むガクが開き始める頃。

暦の上では、秋なんですね。
まだまだ、日中の蒸し暑さが残っているので、秋という感じがしません。

会社と家との往復で、朝と夜の景色だけで、
空の色、雲の形、空気の濃さを、感じることが少ない毎日。

普段は全然意識していませんでしたが、
たまたま、暦の話をする機会があり、
旧暦の24節季や72候は、日本の四季が感じられて面白いなと、
改めて感じました。

あ〜子供の頃は、確かに、こういう季節の変化だったなと・・。

ですが・・・・実はこの暦、支配層に作られた概念なのだそうです。

私たちは、「時間」に支配されています。
時間=暦というものは
農耕社会において、
天体の動きをもとに、田畑を耕して収穫していく中で、
支配層が、年貢を徴収するための、仕掛けでもあったそうです。

自分たちの働く時間、私たちは、暦の上で同じような動きをしている。
これからは、世の中の時間ではなく、
自分の「魂時間」で生きることが大切になっていくそうです。

とは言っても、
子供の頃から「世の中の時間」で動くことに染まってしまっていて、
近頃は、季節を感じる感覚も鈍っている気がします。

自然の季節の移り変わりを、自分の五感を使って感じていくために、
鈍くなって、すっかり忘れてしまったその感覚を補うツールとして、
24節季を意識してみるのも、良いかなと思いました。

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