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今、古着をハントをするメリットとは
数十年前から、古着ブームの波は
何年ごとかに起こっており、そういった時には
新品服が廃れているわけではなく、新品同様
古着屋も大賑わいで、今服と古着をミックスして
自分の個性をアピールしていたものでした。
そして今、ファストファッションの流れが
ピークを過ぎ、モノが売れにくくなっている時代
ヨーロッパでは古着旋風が起きています。
例えば老舗デパートに古着・ヴィンテージのスペースが
出来ていたり...ネットで国を跨いで売り買い、
交換するのは全く珍しいことでなくなりました。
今、なぜ広い層のファッションラバー達によって
古着が見直されているのか、
ヨーロッパに住む自分なりに分析して考えてみると、
思い当たることが色々と出てきました。
①今の服に遊びや冒険が感じられなくなった
社会的状況により昨今は特に、外出用の華やかな
服が売れにくくなってしまったため、全般的に
衣料メーカーはデザインを保守的にする傾向です。
かつてはよく見た遊びのあるデザイン、モードな服は
在庫過多で売れ残るのを恐れてか、見かけることが減り
以前ワクワクと眺めていた新しいシーズン初めの
LOOKBOOKもすっかり面白味が無くなってしまった
というのがヨーロッパブランドにおける印象です。
②ファッション界全体で感じるエコな流れ
ワンシーズン使い捨てで買う服やバックは、
エコ重視なヨーロッパファッションの流れに反します。
不要になった洋服を廃棄する代わりに、
売り買いしたり、交換する事により循環させる
活動がエコにつながる、という意識が
ヨーロッパの人々には根強くありそうです。
③質の良い生地とコスパ
綿やウール、カシミアなど天然素材の原材料費の
高騰により、数年前から生地の質が下がりつつある今の服。
今の服と古着を比較すると、モノによっては圧倒的な
質の違いに驚くことも、しばしば。
少しの着古し感、毛玉、毛羽立ちを古着ならではの
味わいとして愛でるなら、かなりの良コスパで
質の良い生地、美しいデザインのユーズド服を
クローゼットに加える事が可能なのです。
④好きなブランドへのコレクション魂
ファッションラバー達にとって好きなブランド
への執着心は目を見張るものがあります。
小規模なメゾンながらも、カリスマ性のある
人気ブランドなどは、セール前に完売することも多く
それだけ希少価値も上がります。
お気に入りブランドの過去のアーカイブに出会えたり
するのも、古着ハントの魅力の1つ。
少々マニアックな楽しみ方ではありますが、
コレクション魂に火が付くと、次々と別のアイテムを
入手していきたくなるものなのでしょう。
総じて言えることは、古着ハントには夢がある!ということ。
私もこの古着旋風にまんまと巻き込まれて、はや2年位。
いまや下着以外で新品服を買いたい欲は起きにくくなり
古着ワールドにすっかり魅了されています。
Webショップでご覧になられたい方は、ぜひヨーロッパの
ユーズド店を訪れたような感覚でご覧下さいませ!