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一生モノを買うならニットがおすすめ

高価なファッションアイテムに対して、

「一生モノ」なんて言われることがありますが、

コートにしても、バッグにしても、靴などは論外で

一生どころか30年でも使い続けているアイテムは

かなりレアなケースではないでしょうか。


自分を振り返ってみても、生涯にわたって使おうと思って

手に入れたコートやバッグも、気づけばお蔵に眠っており、

クローゼットの中を見渡して、一番長い期間

飽きずに着続けられてるのは、そんなことを意図せずに買った

冬のニットであると、気づいたのです。


勿論ニットだって、時代によって流行のシルエットが

多少なりとも変遷するし、ずっと着続けられる

永久ベーシックな形は限られているように思われますが、

自分の身体が少しだけ泳ぐ位のフィットし過ぎないサイズで

素材がとても良質、余計な装飾がない発色の良いニットは

かなり長いこと、それこそ30年以上は着られるものです。


英国やスコットランド製のカシミアセーターは、高価ですが

滑らかで毛玉が付きにくく、手入れと保管をしっかりしていれば

何十年も着ることは可能でしょう。しかし手入れに

手間と費用がかかるので維持も含めて贅沢品といえます。


そこでヨーロッパ製でオススメなのは、イタリア製!

質のいい糸を使った高品質なニットが、英国製よりも

手ごろなお値段で見つかり、ウールやモヘアなどは自宅で

洗濯も出来て、お手入れも比較的楽なのです。


面白いのは、ヴィンテージやユーズド品で見つかる

イタリアやフランス製の、ひと昔前のニットは、

今のニットよりもずっと手触りが柔らかく、質も良いこと。


おじいさんやおばあさん世代が着ていた上質なニットを

そのまま埋もれさせておくのはあまりに勿体なく、

どんどん引っ張り出して循環させてあげることにより

ニットが一生モノにとどまらず、実は何世代も着られる

アイテムなのだと気づくことになるでしょう。


私が今持っているニットで一番長いのは20年モノで

小さい修理をしながら、毎年かなりの頻度で着倒しても

まだ現役ですが、これもやはりイタリア製。

これからは、おばあさん世代のニットを発掘して

マイスタンダードに加えてみたいと目論んでいます。


#一生モノ #ヴィンテージニット #イタリア製ニット

#ヨーロッパ古着 #大人古着 #ユーズド発掘




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