今日の遊打(ゆうだ)#013 3 佐藤健作︱和太鼓奏者 2021年12月13日 21:10 二尺二寸長胴太鼓:銘「玄亀(げんき)」潮踏み(低い横打ち)地打ち:Roland R-8どんどこ ♩= 180速いテンポで潮踏み。 正面打ちで打つ場合のリズム構成に似てきたが、間(ま)を取るのは、正面打ちよりも横打ちのほうがやりやすい。 それは正面打ちに比べ、奏者の前空間が広く、体全体の動きで響きを表現できるからだ。ここで「表現」といっているが、これはあくまで奏者の内的な間合いであって、外に向かってのアピールではない。 アピールすることにココロが向かってしまうと、響きの純粋さは失われてしまう。 間(ま)にあらわれる体の動きは、リズムの視覚的解釈ではなく、「響き」という全体の切り離せない要素の一つである。ところで、打法の低い横打ちのことを、俗に「三宅」と呼ぶことが多い。和太鼓集団「鼓童」が三宅島の「神着神輿太鼓」に打法を学び、「三宅」という演目を創作し、そこから打法の一種として世界中に定着していったものだ。 ワタシの曲にも、低い横打ちの「潮を踏む」という演目があり、その打法も以前は「三宅」スタイルと呼んでいた。 しかし、比べてみると三宅島オリジナルの打法とは、ずいぶんと違う印象なので、近年ではこの打法を「潮踏み」と呼ぶことにした。--毎次毎日、変化と発見がある。ここには、ワタシだけの真実がある。佐藤健作公式WebSite http://tihayable.jp/Demo Movie https://vimeo.com/72881288TEDx 『響くことが生きること』https://www.youtube.com/watch?v=GYvSvCX4dd4舞台作品 Digest MovieKensaku Satou 和太鼓奏者 佐藤健作 / 鈴木弘明 監督作品集https://www.youtube.com/playlist?list=PLqBkVPZ04p4PEd2bXt8mtg-0bcY6HmMP1 #東京オリンピック #心と身体 #TOKYO2020 #和太鼓 #ひもトレ 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート