本日の遊行メモ #006
バランスボード
左右と前後にゆらゆら。
前後の向きで、ボード上を前に後ろに歩く。
腰を低くして、ゆらゆら。
スパイラルと名付けた、カラダを左右に連続で捻る運動。
どんな体勢でも、足腰からの捻れを上半身から腕先まで伝えていけるようにする稽古。 まっすぐに立って、反って、丸まって、カラダ全体を右に向けて、同じように左に向けて、腰を低くして、反りと丸まりスパイラル。
バランスボードに手の平をついて腕立て。 逆立ち。
足をバランスボードにのせて腕立て。
バランスボードでスクワットなど。
ワタシは、バランスボードを使って、ゆらゆらしながら運動をする事が多い。バランス下駄、ひもトレもずっと使っている。
なぜか。
ゆらゆらする条件の中では、カラダの全体性が引き出されやすいから。
たとえば、平らかでグラグラすることもない、床や道を歩くことは日常のことなので、カラダはある意味、サボっている。 持っている能力はもっとあるのに、それを使うだけの必要性がないので、ずっと低いレベルの能力しか使っていない。 そこに、足下をグラグラさせると、日常の安定にあぐらをかいていた体中の神経回路が緊急事態だ!と、一斉に働きを高めるのだ。
安定した状態をくずした中で運動をおこなうと、いわゆるスクワットのような足腰を鍛えるための運動も、その意図を超えて、カラダ全体を使った運動としてのスクワットになる。
「鍛える」といった際、その具体的な内容は、単に「筋肉をつける」というようなことが多い。 それが目的ならそれも良いが、ワタシは筋肉を増やすより、いまある筋肉をどうやって有効に使うか、カラダをいかに気持ちよく動かすかに強く興味をそそられる。
カラダの質を上げていくことが、なにより楽しいのだ。
それ故、ワタシはいつもゆらゆらしながら運動をしている。
毎次毎日、変化と発見がある。
ここには、ワタシだけの真実がある。
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佐藤健作公式WebSite http://tihayable.jp/
Demonstration Movie https://vimeo.com/72881288
舞台作品 Digest Movie
Kensaku Satou 和太鼓奏者 佐藤健作 / 鈴木弘明 監督作品集https://www.youtube.com/playlist?list=PLqBkVPZ04p4PEd2bXt8mtg-0bcY6HmMP1
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