見出し画像

本日の遊行メモ #009

バランスボード)
横乗り、縦乗り、脚そろえ、前後歩き
スクワット (縦横、真ん中)
逆立ち 縦横

スパイラル )
素振り)
正面、伏せ、横打ち


和太鼓はカラダ使いだ。 リズムはとりあえずどうでもいいと思っている。
全身の響きが和太鼓に伝わっているかどうか、それがもっとも大事。
リズム遊びもいいが、それはどんな打楽器でもできる。
しかし、全身の力を一点に集めて、爆発的に打ち込むことができるのは和太鼓だけだ。 どんな打楽器も、それだけのパワーを受け止めることはできない。 エネルギーが強すぎて皮が破れるか、まともな音にならないだろう。

和太鼓はとてつもなく懐が深い。
人間の持つ、最大限の力を注ぎ込むことができるのが和太鼓だ。
「人間の持つ力」といったものの、実のところ、ワタシは力というものは自分で出すものではない、と思っている。

「力は出すものではなく通すもの」

力を通すためのパイプになるのが、人間の体。
力は、いまそこに溢れている。
それを捉えてカラダの中に導き、ばちを経由して和太鼓に噴出させる。
力をうまく通せたか否かは、その響きですぐ分かる。 うまくいけば楽にドンッと鳴るし、失敗すればスカった音になる。

ワタシは、力がカラダを通り抜けていく感じが好きだ。
なんの抵抗もなく、風のようにスッと通り抜けたときの感覚はなにものにも代えがたい。 その力を感じたいから、ワタシは和太鼓を打ち続けている。
だから、力を通すためのカラダ使いをなにより大切にしている。

力が和太鼓を通り抜けるとき、圧倒的な響きが生まれ、今という時空間のすみずみに充満し拡がっていく。
この大いなる響きこそが、和太鼓の本質なのだと思う。

毎次毎日、変化と発見がある。
ここには、ワタシだけの真実がある。

--------
佐藤健作公式WebSite http://tihayable.jp/
Demonstration Movie https://vimeo.com/72881288

舞台作品 Digest Movie
Kensaku Satou 和太鼓奏者 佐藤健作 / 鈴木弘明 監督作品集https://www.youtube.com/playlist?list=PLqBkVPZ04p4PEd2bXt8mtg-0bcY6HmMP1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?