文楽を観に行ってきた。
大阪に住んではや1年、伝統文化に浸ろうと思い機会を探していた。そんな中で大阪府高等学校国語研究会主催の文楽鑑賞会があり、これは良い機会と参加した。
演目は団子売、和田合戦女舞鶴市若初陣の段、そして釣女であった。
釣女は出石永楽館歌舞伎で観たことがあったので、いっそう楽しめた。
団子売はかなり有名な演目だそうで観られてよかった。「臼と杵とは女夫でござる。」という有名な詞章が実は下ネタであることを事前講義で知った。
和田合戦女舞鶴市若初陣の段は今回のように襲名のタイミングで行われる習わしのようで、前回の大阪での公演は先代豊竹義太夫襲名の時で実に59年ぶりだそう。切腹後の市若と母板額との掛け合いには涙が止まらなかった。
実際文楽劇場に行ったことで大きな発見があった。舞台上部の字幕の存在である。歌舞伎に取り入れても良さそうだと思った。