“愉快なオトナたちのリアル講義"〜COGA Part1〜後編
高校生によるオトナたちへのインタビュー第14講
見た目はほぼほぼジョニー・ロットン!野望に向かってカッコいいを追求する”ミュージシャン”COGAによるリアル講義
前回に続けてタイで活動するバンド THE GREEDのボーカルCOGAさんの思考を聴き解く今回のインタビューは〜COGA Part1〜。Part1はタイに行くまでの波瀾万丈な物語。そんなプロフェッショナルの思考法をここに書き留める。
8,ラップ×パンク
オリジナルバンドを何年かやってくうちにデモCDの2枚目を出し終わって、まだうだつが上がんない感じなんすよ。なんかキッカケが掴めない。
ぶっちゃけると、父親がテレビ業界の人間で。息子がこんな感じでもテレビのコネを使うってタイプでもなくて、俺も別にお願いするつもりもなかったんで。そういう意味では芸能界にも精通してて、普通の家族と違ってたんですね。そういうのもあって、自分はこうなってったってのもあるのかもしんないんすけど。
だからうだつも上がんなかったんすよ。そしたら、違う区のセンパイなんすけどラップしてるのを知って。
その頃日本語ラップが世に出てきてて、すごいロックと同じくらい聴いてたものだったんで、ラップやってみたいってのがあって。
ラッパーってどんなとこでラップ披露してんだろって思って、まだクラブとかもよく知らないし。
それで、ちょうど自分も今転換期で、もっとラップ取り入れてミクスチャーみたいなのやりたいんすよってそのセンパイに言ったら、じゃあCD聴かせてみろって。
まだまだだけどおもしれーじゃん、もうちょい変化したらすげーいいバンドになるかもしんないね。なんて言われて、手伝ってもらえるようになって。それが日本でやり切る最後のスタートでしたね。
9,バンド解散
ローディーやってたレーベルで手掛けられてたある女の子がいて、やることないから一緒にフューチャリングでやりたいってなって。度々うちのバンドの持ち曲やらせてて。センパイがツインボーカルでやったら面白いんじゃない、あんまいないよってなって、その女の子に歌わせるようになって自分がラップと歌をやるってことをするようになったんです。
それが本格的に始まって手伝ってもらうことによって正式にインディーズで全国デビューを果たすんですよ。ワンマンで全国ツアーしたりタワーレコードにCD置かれるようになったりって。テレビのタイアップも撮れるようになって、ラジオにも出るんすけど、そん時に自分の好奇心ってやつが有り余り過ぎちゃって。
ヒップホップもラップもロックもいろいろ好きだしって、全部を詰め込むようなバンドになっちゃってたんですよ。
最初はロックが基盤にあってなんとなくヒップホップにレゲエ、ダンスミュージックの要素を足していく感じだったのが、だんだん自分の中で逆転して。
ラップ色が主体でロックの色もあってみたいな、良くも悪くも世の中で流行ってた音楽を追っかけようとしてた。
最初のコンセプトのまんまやっときゃよかたのかなってのもありますけど、それは後のハナシで。
最後に出したアルバムもそんな感じで、バンドとしてもどこに向かってんだろうなって解散して。
でも実はそのライブやってた頃にタイには何度か来てたことがあったんですよ。
10,シーン:THAILAND
タイの音楽シーンを見てまわっておもしろいなって。ある時無謀にも自分たちのCD持って、タイで1番有名なレコード会社にアポもなしに入ってって、日本で音楽やってるんすけど話せる人いないすか?って。拙い英語で。
そしたらタイのアーティストとコラボしない?って、ああぜひぜひみたいな。
日本にその話持ち帰って、でもそん時まだ「えー、タイ??」ってピンとこない感じで。
結局事務所の関係で却下されちゃったのね。全然誰も理解なくて。今でこそわかってくれる人はいるけど。グリードとしてももっと魅力とかも含めて、発信していきたいってのはありますね。
11,Leave Japan for Thailand
バンド活動始めた頃から今日の今まで、ずっとひとつのことをやり続けてバンドやってきた人たちと比べちゃうと烏滸がましいんですけど。ロックから始めた最後のバンドは、解散前はラップしかしてない感じで本格的にラッパーとしてやって行きたいって思ってたんですよ。
クラブで出会ったラッパー仲間たちにもレコーディング手伝ってもらって、タイで有名なタイタニアムってグループと自分出会うんすよ。そういうタイで知らない人がいないレベルの有名人と友達になって、東京にある日遊びに来てくれて。
いや俺もうなんか、日本にいるのつまんなくなっちゃってタイに行こうと思ってんだよね。
って、そしたら、いいじゃん来なよって。そのノリでタイに来ましたね。そこからタイ生活の幕開けです。
COGAさんインタビュー前編が、#初めての仕事 をつけたnoteの記事で先週1番見られたらしいです。読んでくれた方ありがとうございます!
次回の完全版もよろしくお願いします!