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Nesting βの衝撃、令和に家を買いたくなるサービス

自分で家を設計し、組み立てるサービス、それがNesting β

2021/5/10、衝撃的な建築サービスが突如として発表された。

自分の家を、自分で創る

Nesting βはサステナブルな住宅をテクノロジー起点で実現する複合的なコンセプトのため、一言で良さを伝えるのが難しい。
最も分かりやすいポイントは、
・アプリを使って3Dデータを自分で作り、家を設計する
というところだと思う。
自分に最適な間取りを自在に作れる。
これは、建売の間取りを読み込んで好みの物件を探すより、確実な方法だろう。また、建築士に要望を伝えて設計するより、自分で設計した方が楽しく、コストも抑えられるというわけだ。
ここは、3Dデータを利用した木材加工サービスの先駆者であるVUILD社の知見がふんだんに活かされている。


地方暮らしの新しい選択肢として

他にも面白いポイントとして、
・地方の土地所有者とマッチングして、土地を切り開くところから始める
というのがある。
場所にとらわれずに生活することが当たり前になったいま、東京都内に高額な住宅を構えるのは合理的でない、と考えることもできる。
では、地方暮らしをしようと思った時、どうやって拠点を探すか?
少なくとも私のような素人では見当もつかない。ここを上手くマッチングしてもらえるのは画期的だ。
また、既にブランディングされた観光地ではなく、新たなコミュニティを創るというコンセプトなので、土地の値段は安く、坪1万円以下になるという。
*一都三県では安くても数十万、100万円を超えるのが普通だろう。
また、その土地の木材を切り出して住宅建築に利用することで、山の管理と資材調達を両立させる合理的なコンセプトは、BIOTOPEらしさを感じる。

Nesting βについて気になること

やはり土地住居込みで総額いくらになるのか?というのは気になる。
3000-4000万円くらいなら、都内での住宅取得に尻込みしていた層を取り込めるのではないか。
また、購入時の不動産ローンの組み方などファイナンス的なスキームもどうするのが適しているのか気になる。
例えば、住宅の一部を民泊に使えるように設計した場合、フラット35は通常通り使えるのか?など。

Nesting βで解決できること

20代後半-30代で「住みたい家がない」課題を解決できそうである。
ここは、30歳独身インフラエンジニアの主観でしかないのですが、
・賃貸を転々とするのは資産形成の観点から好ましくない
・シェアハウスとかは20代のうちに住んでみて、大体楽しみ終わった
・都内に家を買うことには興味がない(職場が郊外寄り、コスパ良くない)
・地方に住んでみたいが、情報がない
という課題があり、悩ましい状態にある。

Nestingβによる土地マッチングと、自分で設計する家というコンセプトに加え、付加価値をつけることでリレント可能(不在時は貸し出す)にできる、というのは魅力的だ。

都心近郊との2拠点生活の構想を、Nestingβを起点にして考えていきたい。

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