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杉田陽平

1983年三重県生まれ。2008年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。
美大在学中から頭角を現し数々のアワードの受賞。
その作風は「発明的」で、画材が持つ多様な活用法を徹底的に考え抜き、可能性を最大限に活用した表現によって、抽象画や具象画など幅広く野心的な作品を作り出し、見るものを作品世界に引き込む。
また多くのメディアにも出演。2020年にはamazon orizinalの「バチェロレッテ・ジャパン」に出演し話題をさらうなど、今後の活動から目を離せない。

ART×TIDE

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Multi Compact Wallet-SUGITA YOHEI 「THE TIDE」

アセット 5-100


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なぜ表現しはじめたんだろう

小さい頃から、何かものを作って終わりということではなくて、何かを作るにあたり、「仮説→実験→検証→フィードバック」のプロセスが有りました。
例えば、小学生の時は、単にルアーで魚を釣るだけではなく、もっと『魚の気持ち』を知りたくてハンドメイドルアーに凝っていました。その池に住んでいる魚は、何を食べていて、季節や時間帯はいつなのか、何色を好むのか、水面に落ちるセミを食べているのか、弱った魚を食べているのかなどを調べて、その池で捕食されている小魚そっくりのルアーを作り、トライアンドエラーで釣果(成果)に繋げていきました。その上で更に、今度は魚が喰いつかなさそうなユニークなルアーで如何に沢山釣って周りの友人を驚かせるかが面白くなっていき…、その答えがないモノを考え続ける『プロセス』が大人になってからの表現を『生業』にする上では大事だったんだと思います。
実際に画家を生業にしていこうと思ったのは余り自覚的ではなくて、他にバイトをしたり就活してる暇がなくて、いつの間にか画家以外の他の選択肢がなくなってしまっていたというのが、正直な所です。幸運にも学生の時から沢山のタイプのコレクターさんと出会えたのも幸運の一つかもしれません、一緒に銀座のギャラリーを周ったり、オークションハウスに出入りしたり、国際的なアートフェアに連れて行って貰いました。美大の中では、習えない日本のアートの世界の実態などを学んでいたんだと思います。
昼間は、美大で美術史や批評を学んで、夜は制作、休日は展示を見に行ったりお客さんと会食をしたりしていました。学内の中のアートと学外のアートの大きなギャップについて学校で話そうとした時はあったのですが、何にジレンマを感じているか上手に伝える能力もなく、美大の先生や学生の友達からは、ちょっと変わった不思議君扱いだった気がします。
その後、ある国立芸術の大学院を受けようとしたんですが、面接の時にポートフォリオと作品を見た先生が「君は何の為に院を受けようとしてるの?必要ないでしょ。」と言われて、「確かに、、。」と思いそのまま卒業してそれ以来、プロとして生きてます。

作品で何を表現したいんだろう

皆さんは、何気ない違和感、矛盾、コンプレックス、ジレンマを考えながら上手く去なしながら生きているのが実情ではないでしょうか。僕も同じです。そうゆう答えがないことを考え続ける為の『潤滑油』が『遊び心』でありアートの役割なんだと思います。ネガティブな事やタブーな事も表現方法によっては最適解にもなり得てしまうのはアートのユニークな所ですよね。

作品に向かい合う時間以外は何を気にしているだろう

驚かれるんですが、今迄何度もアートを離れたいと思う事がありました。今もあります。
そもそも僕はアートが大好きでなった訳ではなく、どちらかと言うと得意な方だったから辞めずにいるという感じです。なので、アート以外の人達の言う事も大事にとても感慨深く取り入れる事が出来るんです。
アートが世の中の真理だなんて思ってないので、他のコンテンツと平等にみています。アーティストはこうあるべきだとか、破天荒に振る舞ったりもしません。作品以外は。何事にも固定概念を持たぬよう、物事にピントを合わせすぎないように努力しています。
人は、残念ながら、何かに集中しているときは何かが見えていない時と同じでもある為、ぼんやりした時間を大切にしています。具体的には釣りをしたり、プラモデルをしたりマッサージや温泉行ったりして過ごしています。作品の色や展示の構成などは、意外と日常のありふれたモノから影響を受ける事が多いです。僕は、趣味がミニ四駆なのですが、とても奥深くて今でも日本一になるべく学ぶ事ばかりです。勝負勘や、工夫する精神、不平等への受け入れ方や他人を尊重しながら自己愛も大事にするバランス感覚など殆どトップレーサーさん達を手本にしています。余談ですが、タイヤとタイヤを繋ぐシャフトの新品の個体差僅か0.001mmの歪みを目研と手だけで真っ直ぐに治してしまう位の彼らは素晴らしい技術を持っています。チャンピオンズになる難しさに比べたらと思うとアートは幾らか楽だなという気持ちになるんです。そう考えると、やっぱり工夫する事や勝負事は、なんだかんだ好きなのかもしれません。

自分の中で表現とはどういうことだろう

成長させてもらったり、自分自身について考えたり、絶望したり、他者と自分を繋げたり、でも離れていてもよくて、空中にある何か光るものを集めていく感じで、星座のようなモノな気がします。

TIDEともの化する表現に何を期待するだろう

自分自身がブランドなんだと意識するユーザーが増えることを望みます。買う側も表現者に慣れる。そんな感じの気持ちになってもらえたら幸いです。変わり続ける事が出来るか。例えば、コインケースの一部には実際に白の余白があり、ユーザーが各々でハイドロディップ塗装したり、簡単に落書き出来る部分があり、ユーザーが描き足す事で完成する作品など。自分のオリジナルについて考えるキッカケを与えて自分自身とTIDEとそれを見る他者を見えない糸で繋げられたら素敵だなと思います。

表現の未来はどこにあるのだろう

今は、合理性であったり、無駄を省いた物が求められてる一方で、「私にしか理解できないモノ」他の人が理解できないモノが評価できる私自身が好き、という自分自身の自己愛にスポットが当たっている時代になりつつあると思います。つまり、他人ではなく皆、自分自身とは何者か?に興味があるんです。表現の未来は、如何にも多く人に向けて作るのではなく、たった一人の為に作られているかのような『超個人的表現』へ進む事が世界を繋げる鍵なのかもしれません。

略歴

個展
2005年
 "happy painting"トーキョーワンダーサイト本郷
2008年
"杉田陽平展"新宿都庁 東京
 "platonic painting"ギャラリーMoMo両国 東京
2010年
"emotional wild"gallery4walls 韓国ソウル
2011年
"Ecce Homo"ZENFOTO gallery 六本木
2012年
"めぐり逢う時間達"スプラウトキュレーションgallery 清澄白河
2013年
"BLACK SWAN"MEGUMIOGITAGallery 東京
"はてしない物語" 渋谷西武美術画廊 渋谷
 "ラビット・アイズ"MAKI FINE ARTS Gallery 東京
2014年
"新作とコレクション"みんなのギャラリー 東京
2015年
"印象派と具体美術が心地よい関係を保ったなら"みんなのギャラリー 東京
2016年
"the intergalactic"MEGUMIOGITAGallery 東京
"絵画の花びら”H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI 東京
"出逢い、空間、誘惑、そして"LUCUA11007階DMOARTS(大阪)
"天才の絵画は、アトランティスに夢を見る。"TAGBOAT(東京、人形町)2019年
"マテリアルワールド"阪急メンズ東京

グループ展
2009年
"ART in The AKY"天野太郎キュレーション 新丸の内ビルディング 東京
2010年
"山本冬彦コレクション展"佐藤美術館 東京
2012年
"アートをうちに持ち帰る、楽しくて、温かい毎日が始まる。"石鍋博子キュレーション 銀座三越8階ギャラリー 東京
2013年
"KISS THE HEART♯2 三越日本橋本店 東京
"CROSSOVER" AKI Gallery 台湾
2015年
"中之条ビエンナーレ2015"群馬
2018年
"ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜 Bunkamura Gallery 渋谷
"TOKYO ILLUSION" 台湾・台中アートセンター
"ブレイク前夜展"帝国ホテルプラザ2階の愛でるギャラリー祝東京
2019年
"ブレイク前夜×六本木ヒルズA/Dギャラリー"森美術館ミュージアムショップ

受賞歴
2007年
シェル美術賞2007中井康之審査員賞 昭和シェル石油株式会社買い上げ代官山ヒルサイドフォーラム
ホルペインスカラシップ2007奨学生
viaart シンワアートミュージアム ポーラ美術館御子柴大三審査員賞、コレクター田中早苗審査員賞、野呂好彦審査員賞
2008年
ワンダーseed2008"09 トーキョーワンダーサイト渋
ARTWRDTOKYO2008 東京駅行幸地下ギャラリー
シンジュクアートインフィニティー 新宿マルイシティー
トーキョーワンダーウォール賞2004"2007"2008 東京都現代美術館
2009年
三菱商事アートゲートプログラム09"10"11 入選
2010年
第5回タグボートアワード平面作品部門特別賞
未来の巨匠たち 主催:メリルリンチ日本証券株式会社
kawaii賞 渋谷西武百貨店
2011年
アーティクル賞 塩原将志審査員賞
2012 年
はるひ絵画トリエンナーレ佳作 はるひ美術館 愛知
2014年
第17回岡本太郎現代美術賞 特別賞〔じゃぽにかとして〕
第2回損保ジャパン美術賞 FACE2014

パブリックコレクション
昭和シェル石油
ホルベイン工業
株式会社Flawless

その他
2012年
「L'Arc~en~Ciel 20thL'Aniversary EXHIBITION」展 アートワーク提供 横須賀美術館
2013年
高島屋ARTゆかた10に参加
出版【仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること】
東本三郎氏による映画作品「狼の詩」に美術提供
2015年
ラッパーHAIIRO DE ROSSIのBEST&MIXCDジャケットアートワーク
2016年 
現代アートセミナー『アートの価値とコレクションについて』に登壇主催TAGBOAT
2017年
伊勢丹三越night partyライブペインティング
INDEPENDENT TOKYO 2017 ゲストアーティストライブペインティング
青参道アートフェア2017 valmuer表参道(東京、表参道)
HOLBEIN OPEN STADIO(ライブペインティング)
アート札幌2017(アートフェア)CROSS HOTEL SAPPORO 北海道
2018年
ワンピース倶楽部勉強会ゲストアーティスト
トークショー登壇 ”コレクターの本音、アーティストの本音” 場所3331artchiyoda
カオスラウンジ主催”現代美術ヤミ市”
上海アートフェア〔三菱商事アートゲートプログラムMAGP推薦〕
2019年
ワンアート台北 台湾
アートフィリピン
アートフェア東京
アートセントラル香港中国
アート大阪
アート台中 台湾
2020年
『KunstRAI』アムステルダム オランダ

メディア出演
2012年
スーパーニュースに主演
ニュース番組とくだねに主演
2013年
三菱商事企業イメージCM出演 (アートゲート編)
あっと驚く放送局に主演
2016年
NHK特報首都圏にじゃぽにかとして出演
2017年
BSフジ ブレイク前夜に出演
2019年
テレ朝動画Musse du ももクロに出演
2020年
Amazonプライム・ビデオ『バチェラー・ジャパン』男女逆転版!『バチェロレッテ・ジャパン』に出演

11月14日14時よりMakuakeにて限定販売スタート
<購入ページはこちら>
https://www.makuake.com/project/artide/


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