下着を嗅がれる

中高生の頃、嫌だったことがあります。

それは、母に下着（下に履いてるやつ）の匂いを毎回嗅がれること。

パパ活の相手に嗅がれるのは全然抵抗なかったのですが、母の毎日の「SEXとかをしてこなかったかチェック」の下着の匂いを嗅がれるの、あれ、かなりストレスでした。

母としては大真面目にやっていたんだと思いますが。

ほぼ毎日誰かとそういう行為をして帰ってきているワタクシとしては、とてもいただけないものでした。
そのたびに「愛のないSEXをしてはダメよ」と言ってくる母の何時間にも渡るお説教も嫌でした。

愛？
あるよ？

まぁ、ない人もいるけど、例えば、私の話を聞くためだけに食事をセッティングしてくれる人とか、本気で心配して継続して支援してくれる人とか。
一瞬でも、そこに愛はあった。

それも、母のあの過剰な押しつけではない、愛。

私、完全ではないけれど、愛はお金で買えると思ってる。
だって、愛愛って言っても、お金がなければ壊れるものも多い。
愛を支えていくものがない。

そりゃ、お金なくて、駆け落ちみたいなことして、めっちゃ清貧に頑張って支え合って暮らしていく人もいるとは思うけれど、それってめっちゃ一部の人だと思う。

とにかく、母から下着を嗅がれるのは嫌だった。
でも、毎日毎日SEXをして帰ってくるから、毎日多少の個人差はあっても、匂いがするのは変わらないわけで、母はもしかしたらそれが私の体臭なんだと思ったのかもしれない。

毎日やっているうちにあまり何も言わなくなった。それでもその行為は継続されたけど。

私自身も、ラブホの匂いが自分の匂いなのか、それともラブホが私の匂いに染まるのかわからなくなったことも多い。

とにかく、今は下着を嗅がれることのない、生活。

気持ちいい。