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家族での海外旅行が子どもに及ぼす具体的な影響を考える(わが家の場合)

先日、息子の担任との三者面談がありました。

面談の終盤あたりから、外に出るには危険過ぎる雷雨。次の面談まで時間があったため、しばらく教室で雨宿りをさせてもらいました。
教室の掲示物や子供たちの作品を見ながら、先生と世間話。

息子から聞かされていたのか、私が旅行好きなことを知っている先生は、それを話題にしてきました。

海外旅行が子どもに及ぼす影響~息子は外国人ぽい?

今年の夏休みはどこに行くのか、初めて子どもと海外に行ったのは子どもが何歳のときだったか、など話していたのですが、先生がこんなことを言いました。

息子さん、なんだか外国人ぽいんですよ。小さい頃からいろんな国を見ているからですかねぇ?

私が旅行好きということで、子どもたちが初めて海外デビューしたのはそれぞれ生後6ヶ月の頃でした。それからコロナ禍を除き、年に最低1回は必ず海外へ旅行していますが、このことが少なからず子どもたちに影響を与えていたのかもしれません。

海外旅行が子ともに及ぼす影響(子どもの目線)


はて、海外旅行が子どもたちに及ぼした影響って何だろう?
小さいころから海外旅行に行っていて良かったことを上の娘(17歳)に聞いてみました。

エスニック料理が大好物

小さいころはパクチーが大嫌いだったけど、毎年海外に行って食べているうちに大好きになったとのこと。
東南アジアで一般的なナンプラーも、中国や台湾では定番の香辛料である八角も問題なし。
先日の娘の誕生日、夕飯に何食べたい?と聞いたらその答えは。。。

魯肉飯(ルーローハン)でした。
作りました。

滷肉飯(ルーローハン/ローバープン[1])、または魯肉飯は、台湾の郷土料理[2]小吃に分類される[3]蓋飯の一種。

Wikipediaより


Wikipediaより

学校の授業でちょっと自慢できる

学校の音楽授業でケチャの話題が出たとき。

ケチャ(イメージ)


バリ島の寺院で本物のケチャを観たことがあって、それを覚えていたようです。

私は観たことがあるんだよ、とちょっと自慢できたのがうれしかったと言っていました。

ユルさを許す~ハクナマタタの精神

日本では公共交通機関の時間がきっちり守られていて当たり前ですが、外国ではそうはいきません。

外資系航空会社は特に、国際線の発着時間の急な変更や遅延がよくあります。チャーターした観光タクシーなんかも、約束した時間から遅れても10分ぐらいは遅刻だと思っていない。

わりとちゃんとしたレストランでも店員さんのサービスは比較的アバウト(柔軟性があるともいえる)で、日本人の感覚からするとイライラしてしまうことも。

でも海外だから「まあ、いっか」と思えるのだそうです。
海外に行ったらその国の常識に従わないとね、とのこと。

ライオンキングの「ハクナ・マタタ」の精神です。

ハクナ・マタタ (スワヒリ語: Hakuna matata) は、文字通り訳すれば「問題ない」という意味である。この表現はライオンキングアニメーションにも使用されている。スワヒリ語でHakunaは「ない」、Matataは「問題」という意味である。また、ハクナ・マタタはライオンキングミーアキャットが喋った言葉である。

Wikipediaより

海外旅行が子どもに及ぼす影響(親の目線)

なるほど。
今度は親の目線で。海外旅行に連れて行っていなかったら違ったかもしれない具体的な影響を考えます。

英語に興味がわいた

小学校までは旅先で英語を話す母親を「ママ、かっこいー」と言ってくれていただけでしたが、今では自分たちも海外で英語でコミュニケーションが取れる楽しさに気が付いたようです。

お気に入りの映画を字幕なしで見ることにもトライしています。大好きな俳優のセリフを暗記したいのだそうです。

人見知りが少ない、外国人とのコミュニケーションに抵抗が少ない

子どもたちにはあまり人見知りがありません。外国人だろうが日本人だろうが比較的短期間で仲良くなれます。

旅先で宿泊したホテルで私がチェックインの手続きをしている間のこと。
いつの間にかロビーでガムランを演奏しているお兄さんと仲良くなり、隣に座って楽器の弾き方を教わっているではないですか!

流暢な英語は話せないものの、どういう訳か、コミュニケーションが取れているんですよね。

日常生活においても同じ。家族行きつけの近所のカレー屋さんのマスター(ネパール人)とも仲良しです。

サバイバル精神

何度も旅行していると時々トラブルに遭遇します。

・セーフティボックスが開かなくなって係員を呼んだけど訛りの強い英語が誰も聞き取れず、結局身振り手振りで対応した。
・地元で人気のレストランに行ったら予約の人しか入れないと入店拒否。それなら明日予約するから入れてくれとその場で交渉して予約。
店主は怖いが味は絶品だった。

海外旅行で何かあっても個人旅行の場合、基本的には自分たちで解決するしかありません。
トラブル発生から解決までの一部始終を一緒に経験した子どもたちも、いつの間にか胆の太さが備わっているようです。

学校でうっかり忘れ物をしたときも、後から聞くと、先生に話して学校の予備を借りたから大丈夫だった、と悠然とした返答。

こんな調子で取り乱すことなく切り抜けているようです。
セミの死骸には大騒ぎするくせに(笑)

ピンチの時でも何とかしてしまうサバイバル精神は評価できます。

でも忘れ物はいけません!

郷に入れば郷に従え~日本の常識=世界の常識じゃない

わが家の場合、親と子どもと双方の意見をまとめると、ポイントはこの4点。

  • 英語に興味を持てた

  • 外国に興味を持てた

  • 日本人だとかそうでないとかはあまり気にしない

  • 日本の常識は世界の常識ではないので、自分と価値感が違ってもいちいち気にしない

息子の担任からも言われたことなのですが、こうやって俯瞰してみると、うちの子たちってまあまあグローバルな感じ?(手前味噌)

学校で教わる勉強ができなくても、「自分で生き抜く力」があれば、子供たちはきっとこの先、実りある人生を自分自身で切り拓いて行けると信じています。



ここまでの話は、あくまで我が家の場合の例です。

悪い影響もありますが、今回は触れていません。なぜなら良い影響の方が多いから。

旅行スタイルによって多少異なるでしょうが、海外旅行が子どもに与える影響は必ずあると思います。

わが家の例に影響されて、たくさんのご家族が『海外旅行に行ってみようか』と思ってくれたら嬉しいです。


#66日ライラン  33日目


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ユウコ
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