93.レズ風俗キャストにも悩みはある
以前もnoteで書いたことがありますが、キャストも同じ人間です。
▼44.キャストはロボットでも人形でもない
私たちのお仕事は知ってのとおり、ただデートコース、ビアンコースのご案内をするだけでなく、お客様の話し相手、よき相談役になることです。
利用されるお客様のほとんどの方が、何かしらの悩みをもって逢いにこられます。セックスをするだけではなくて、一緒にデートしたり、添い寝したりだけの日もある。お泊りコースなどでより親密に、家族みたいな過ごし方をすることもあります。そんなときに、日常で吐き出せないことを私たちが聞いてあげる。
それが、大事な仕事のひとつなんです。
キャストはみんな、みなさんよりちょっと女性の体に詳しくて、ちょっと気持ちよくする方法を心得ている人たちです。みんなそれなりに心身ともに鍛えており心も健康的で、何かとバランスをとって生きている人が多いと思います。鋼のハートを持った、強靭なキャスト(笑)もいるはずです。
精神的にも、かなり肝が座っていないと絶対につづけられる仕事ではありません。
しかしそんなキャストたちだってストレスを感じますし、公私ともにいろいろしんどいことを抱えて生きている場合もあります。
自分はいったい何をやっているんだろうーー時々、そう悩むときはありませんか?
誰でも一度はとらわれたことがある悩みのひとつだと思います。私は、稀にこんな気持ちにさせられてきました。いまでも、あることです。
それでも、お客様の前では元気に明るく笑顔を振りまき、少しでも楽しんでもらえるように努力します。しんどい顔はしていられないし、自分もそんな顔をお客様には見せたくはないのです。
キャストは、自分のことをとにかく後回しにするんです。
いつでも、お客様をいちばんに考えて行動することを心がけているからです。
ひと言でいうと、この仕事は簡単ではありません。
誰にでもできる仕事ではありません。
選ばれた人たちが、集まっています。
だけど、そんなキャストがしんどくなったときは、どこで心のケアをしてもらえるのだろうか?
レズ風俗キャストという私たちの仕事は、見てのとおり特殊です。家族や同世代の友だちが就いているような、一般的な職業と比べると、ちょっと変わった仕事をしています
お店の代表である御坊さんやスタッフのみなさん、先輩キャストたちに相談はできます。
しかしプライベートの知り合いや家族、友だちに簡単に話せることではありません。このお仕事を周囲には伏せたまま仕事をしているキャストがほとんどなのですからーー。(続く)
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