82.キャストのお仕事は人間力の総決算
私は精神論で語るのが大好きなので、なんでもその視点で見てしまいます。それが自分の、よいところでもあり悪いところでもあると思います(笑)。
どんなに知識を頭に詰め込んでも、体感できなければ意味がありません。
何をしても結局は、「人間力」なのではないかと思っています。
いい学校に入ってたくさん勉強しても、社会に出たときに実践できなければ……? いったい何を学んできたんだろう、ってことになりますよね。
きつい言い方かもしれませんが、こう思うのです。
レズ鑑賞クラブティアラのお仕事でも、マニュアルどおりに仕事を運んだからといって結果がよいとはかぎりません。最終的には、その人その人の人間力が必要なんだと思います。それぞれのキャストのお客さまも、きっとそこに惹かれて逢いにきてくださっているのでしょう。
ミスや、思いもよらぬトラブルに遭遇したときにどう対処できるのか? そんなときこそ人間力が試されるので、そういうことの力を身につけた方がいいんじゃないかなぁと思うのです。
これまでの人生で培ってきた自分の力を発揮する場面は、いったいどこなのだろうか?
私には、いちばん発揮する場所がずっと昔からあります。そのために人生のすべてを賭けてきました。
そして、この仕事もそのひとつにあたります。
私が人生で出逢ってきたなかには、何を目的に生きていったらいいのかわからないとか、やりたいことが見つからないとか、そういった人が少なくありません。
いまはやりたいことがなくても、何か見つかるまでおつき合いしたい、一緒に考えたいと、思っています。
私たちの仕事は、ときに人の人生を少しばかり背負うこともあります。自分が、その引き金になることさえもあります。
だから、中途半端な思いでやれる仕事ではないのです。それはきっと、この仕事にかぎった話ではないとは思いますが……。
できれば、いいエネルギーを、たくさん与えたいと思うんです。
実感している、私からの言葉です。
何も知識のない私に、この仕事は何かを与えてくれました。
ゼロからはじめた私が、この仕事を通して何かを得たのです。
私の人生を支えてくれました。
自分がここでの仕事を通して体験したことや習得したことを、お客様にも後輩キャストにも伝えたいし、与えたいと思うんです。絶やしたくない思いです。
人間力という部分で、感じることがあります。
すべて、行動力に繋がっているということです。
行動する人、しない人。どちらになるのか……私の答えはもう、見つかっています。
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