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意欲があっても、自分とかけ離れた世界の話だとなかなか気持ちが続かないよね、って話。
授業をするなら、生徒が理解しやすい興味の枠をこちらが察知して、そこを汲み取って説明しないといけないと思う。
「そんなこと言っても、やる気の問題じゃないの?学校には勉強しに来てるんだし」
そんな気持ちもけっこう、ある。
でも、私が知っているExcel実務の世界と、生徒が知っている「えくせる」や「しゃかいじん」の世界はものすごく乖離がある。それはもう圧倒的に。
説明するなら。
「Excelはとても便利で、前職のコンサル会社では、お客様の賞与査定資料や人事評価資料をVLOOCKUP関数やAVERAGEIF関数、表のテーブル化などを使用することで業務を効率化することができたし、正確な資料が作れた。更にはマクロ機能も活用することで圧倒的な時間短縮ができた。Excelはすごい」
…って話を、ガッツリ働いたこともない、ましてや「人事評価制度ってなに?コンサルって何?」って生徒に話しても、私の自己満足になるだけだと思っている。
それよりは、
「この表を見てください。週刊少年ジャンプで最近まで連載していた『鬼滅の刃』の累計発行部数を表にまとめたものです。で、こちらはそれをグラフにまとめたネット記事。この表も、グラフもExcelで作れる。こういう売上や数値をまとめたり、分析するのがExcelは得意だし、口で言うより説得力がある。これで分析すると、『鬼滅の刃』は、アニメ開始前と比べてアニメ放送開始後、爆発的に漫画が売れてるね。こういう資料が作れるようになるよ」
って説明した方が、まだいいと思うし、そうしている。
基本的に、専門学校にわざわざ入ってくる子たちは学習意欲があると思う。
実際、面談しても、専門的な勉強や卒業後の目標が最初からしっかりある子が多い。
そんな子たちでも、授業中は眠くなるしわからない授業はサボりたくなる。
実際私も、ちいさな声でぼそぼそ喋る先生の授業は聴く価値ないし、給料泥棒だと思っている。
営業で、最初めちゃめちゃ乗り気だったはずのお客さんが、話しているうちに注意力散漫になって飽きてきた素振りがあれば、それは向こうとのニーズがあっていなかったか、営業マンのプロとしての話し方が悪かったかどうかだと思う。
授業もきっとそう。
相手にちゃんと伝わる授業をしたいし、その努力をすることは授業する側として必須だ、と思ってる。