RM Vittorio Veneto 1941 イタリア海軍戦艦 ヴィットリオ・ヴェネト (PIT-ROAD 1/700 waterline kit)
ヴィットリオ・ヴェネトは、1940年4月に竣工したイタリア王立海軍 (Regia Marina) のヴィットリオ・ヴェネト級1番艦です。名前は、第一次世界大戦でイタリア軍がオーストリア軍に大勝利したヴィットリオ・ヴェネト(地名)の戦いに由来しています。
イタリアには1922年のワシントン海軍軍縮条約により、主力艦の追加分として71,000トンが割り当てられていました。これを利用して基準排水量35,000トン、最大砲口径16インチ以下の条約型戦艦としてヴィットリオ・ヴェネトとリットリオが相次いで建造されました。主砲は、イギリスのフッド、クイーンエリザベス級やフランスのリシュリュー級と同じ38.1cmですが、高初速な50口径を9門搭載しているので威力はビッグ7の16インチ砲に劣らなかったそうです。
キットは完成直後の姿をモデル化したもので、1941年時にするには手を加える必要はありません。フルハル用に艦底や展示台のパーツもありますが、ウォータラインで作成しました。
2020年5月-2020年8月制作
ピットロード【W248】イタリア海軍 戦艦 ヴィットリオ・ヴェネト1940です。
ファンネルキャップ、クレーン、運搬台車等のエッチングパーツが付いてるので、手すりと梯子類は汎用のエッチングパーツで賄いました。機銃類は砲身を金属線に付け替えています。
艦載機甲板には木目を印刷したクラフト紙を貼りました。
公試31.4ノットの高速を誇り、某宇宙戦艦のモデルとも思える近代的な艦橋を備えているとても強そうな艦ですが、残念ながら殆ど活躍の機会がありませんでした。
問題は個性的な塗装ですが、これはリットリオの項で説明します。
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