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DKM Gneisenau 1941 ドイツ海軍巡洋戦艦 グナイゼナウ (Tamiya 1/700 waterline kit)

 1935年に起工され、1938年5月にシャルンホルストに先立ち竣工したシャルンホルスト級戦艦の2番艦です。名前は、シャルンホルストの後任の参謀総長でナポレオン戦争の同盟軍の勝利に貢献したAugust Wilhelm Antonius Graf Neidhardt von Gneisenauから付けられています。

 シャルンホルスト同様、タミヤの名キットですが、1941年5月のビスマルクのライン演習時にするには、少々改造が必要でした。色々と資料を漁りましたが、Kagero社のCGが1941年時の姿で描かれているので、これを参考にしてかなりあちこちをディテールアップしました。
 また、広い戦艦の甲板を筆塗していた際に感じた違和感を払拭するために、クラフト紙に板目を印刷して、甲板にするという手法を初めて取り入れてみました。実艦よりは板の間隔が少し広くなっていますが、のっぺりとした印象はなくなり、木の質感が得られたと思います。

上方より全景

 タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.120(現行No.802) ドイツ海軍 巡洋戦艦 グナイゼナウです。

右舷前方

 主にフライホークのエッチングパーツを使って、1941年5月当時の姿にディティールアップしました。
 ブレスト港でイギリス機の爆撃を受けてかなりの損傷があり、修理と改装を行っていたらしいので、ビスマルクのライン演習時に出港することはできませんでした。

右舷中央部

 元のキットと一番違う点が、煙突の後ろにある機関銃座のトラス構造と艦載機用格納庫です。キットでは格納庫が大きいので、大戦直後のごく短い期間をモデル化したものと考えられます。幸いフライホークのエッチングパーツに機関銃座があったので助かりました。

後部艦橋付近

 どこにも言及されていないので自信はないのですが、グナイゼナウとシャルンホルストではクレーンの形状が異なってるようです。シャルンホルストはキットの形状のままにしましたが、グナイゼナウは基部から作り直しました。

右舷全景

 対戦初期はバルチック・スキームの迷彩塗装、ブレスト港ではダークグレイの迷彩をしていたようですが、詳細が不明なので、ブレスト入港前の通商破壊戦(ベルリン作戦)でのライトグレイ1色にしています。(筆塗りです)砲塔上部のスカイブルーの航空識別色や艦首の例のマークは省略しています。

 改造等詳しくは制作記をご覧ください。

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