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IJN Nagato Class 1941 日本海軍戦艦長門型(Fujimi 1/700) 追補編

日本の戦艦の艦載機甲板

 長門型の艦載機甲板は他艦に比べて狭く、カタパルトが構造物に接触し360度旋回することはできません。このため、やむなく斜めに向けてカタパルトを配置(A)していました。

長門型のカタパルト

 ところが、最近になって豊旗さん(FacebookArthobycom)が、カタパルトの先端は折り曲げられて配置していることを指摘され、実際に作品として制作されました。
 手持ちの資料を確認してみたところ、光人社NF文庫 『日本の水上機』 野原 茂(著)に、「中心線状に配置した呉式二号五型射出機は、旋回する時に後檣に接触してしまうので、前方約1/3を上方に折りたためるようにしてあった」と記載してありました(呉式二号五型改一と称されていたそうです)。図の説明文として小さく書かれていたので見落としていました。
 ネット上でも(A)のような図面がありました。

 そこで豊旗さんのアドバイスに従い、エッチングパーツを折り曲げて、断面に補助材となるよう別のエッチングを付けて中心線状に配置してみました(TOP画像 A)。

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