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H.M.S. Renown Class 1941 英国海軍巡洋戦艦レナウン級 (Pit-Road & Tamiya 1/700) 追補編


1.艦尾の錨

Pic.1 艦尾の錨

 Pit-Roadのレナウンは、艦尾に錨鎖口があり艦尾用の錨を取り付けることができます。一方タミヤのレパルスの艦尾には錨鎖口がありますが(A)、艦尾用の錨のパーツがないので取り付けていませんでした。港内などで停泊中の写真が多いので錨が写っているケースがないのですが、レナウンと同様に錨を取り付けることにしました。
 また、レナウンにはいくつか艦尾の錨が写っている写真がありましたが(B)(C)、レパルスの錨鎖口と同じく吃水から少しだけ高い位置に錨鎖口があるようです。キットの錨鎖口はこれよりも高い位置(D)にあるので、これを塞いでより低い位置に錨を取り付けました。実艦とは違って錨が大きく見える印象となってしまいました。カメラやレンズのためかもしれませんが、もしかしたら艦尾の錨は一回り小さめにしないといけないのかもしれません。
 ちなみにフッドにも艦尾に錨鎖口がありますが、錨が配置されている写真は見当たりません。

2.レナウン級2艦揃い踏み


Pic.2-1 レナウン(奥)とレパルス(手前)
Pic.2-2 レナウン(上)とレパルス(下)

 第二次改装を行ってKGV級に似たシルエットとなったレナウンと第一次世界大戦に作られた大型艦の美しい特徴を維持しているレパルスでは、外観にかなりの差が認められますが、そこは同型艦、サイズ感は変わりません。バルジが小さい分レパルスの方が少しほっそりとしているように感じられるかもしれません。
 キットのメーカーが異なるのですが、ディティールアップパーツを揃えたこともあり、こうして並べてみても出来上がりは大きな差は感じられません。
 この後英国艦はクイーンエリザベス級に突入する予定ですが、近代化改装を終えた艦と古いままの艦の入り混じったQE級の作成の参考になる2艦となることでしょう。

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